みき
伊藤さん
で、、、毎月の支払い額を抑えられるから、学生向けクレジットカードを手に入れたいみたいなんですけど、アルバイトをしていない人でもカードって作れるんですか?
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
「アルバイトをしていなくても学生向けクレジットカードって手に入れられるの?」
「アルバイト代によって、審査に通るかが決まるって、本当?」
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの伊藤です。
学生向けクレジットカードを発行しようと考えたときに「アルバイトをしていないとダメなの?」と心配になりますよね?
結論からいうと、アルバイトをしていなくても学生向けクレジットカードは発行できます!
しかし、学生向けクレジットカードはクレジットカードのため、「定期的な収入がないと無理」と考えてしまっている方が意外と多いんです。
このページではアルバイトの有無による学生向けクレジットカードの審査や、何に気をつければ良いのかを解説していきますね。
>>>アルバイトをしていない学生でも手に入れやすい学生向けクレジットカードはこちら↓
学生向けクレジットカードはアルバイトをしていなくても手に入るの?
「入学したばかりでアルバイトしてないんだけど、学生向けクレジットカードって作れる?」
結論からいうと、アルバイトをしていなくても、学生向けクレジットカードは手に入れられます。
ただし、アルバイトをしていない場合には、次のことに注意しなければいけません。
- アルバイト前提で発行しているカードがある
- アルバイトをしていない場合、審査で親の信用情報を見られるカードもある
なんと、この2つに気をつけておかないと、審査に落ちてしまうんです・・・
それぞれを詳しく解説していきますね。
アルバイトをしていないと手に入らないカードがある
まず、学生向けクレジットカードを手に入れるには、どのカードに申し込むかが大事になります。
というのも、選ぶカード次第では、アルバイトをしていなければ、審査に通らないカードがあるからです。
そもそも、「学生向けクレジットカード」と一般的に呼ばれているものには、大きく次の2種類に分けられます。
- 学生でも社会人でも作れるクレジットカード
- 学生専用(学生しか作れない)クレジットカード
このうち、「学生でも社会人でも作れるクレジットカード」は、アルバイトをして、それなりの年収がなければ、審査に合格できないことが多いんです。
また、カード会社は「定期的に入ってくる収入があるのか?」という点もチェックしています。
実は、クレジットカードで支払える利用限度額は、その人の収入によって決まるんです。
具体的に、国が定めたクレジットカードのルールである「貸金業法」には、カードの利用限度額について以下のように決められています。
となっています。
さて、ほとんどの学生向けクレジットカードの場合、利用限度額は10万円~30万円です。
先ほどの式で考えると、
(年収-生活維持費)×0.9=10万円~30万円
となるため、生活維持費を月7.5万円(1年90万円)とすれば、年収は最低でも101万円から123万円(月収8.4万円~10.25万円)は必要ということになります。
つまり、アルバイトをしていない学生の場合は、仕送りが月8万円~10万円ほどなければ、包括支払可能見込額の基準を満たすことができない・・・
こうした理由から、アルバイトをしていない学生が、「学生でも社会人でも作れるクレジットカード」を選んでしまうと、収入面の理由から、審査落ちしてしまう可能性が高いんですよ。
アルバイトをしてなければ、審査で親の信用情報・経済状況がチェックされる場合も
アルバイトをしていない学生が、学生向けクレジットカードに申し込みをすると、カード会社によっては親の信用情報(経済状況)をチェックすることがあります。
クレジットカード会社が一番懸念するのは、カード発行をした学生が、きちんと返済できるのか?ということ。
そのため、アルバイトをしていない学生だと、返済できなくなる可能性があり、収入の当ては親からの支援があると考えて、審査をするからです。
ちなみに、審査でチェックされるのは、信用情報機関に登録されている信用情報になります。
クレジットカードやカードローンの返済延滞、代位弁済(だいいべんさい:保証人になって他人の借金を背負うこと)、貸し倒れ、債務整理の履歴などが異動歴に記録されます。
一般的にブラックリストといわれている情報のことですね。
例えば、親名義でスマホ本体の月払いを延滞(連続3ヶ月以上)していると、延滞の異動歴になってしまい、学生向けクレジットカードをアルバイト無しで申し込んだ場合に審査落ちする可能性が高くなってしまうのです。
使うのは自分なんだから大丈夫!というのは通用しません。
クレジットカード会社も利益にならない、貸し倒れリスクがあると判明すれば、審査に落としてくるので、気をつけなければいけませんよ!
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
みき
- 学生でも作れるカードは、アルバイト無しで申し込みをした場合に審査落ちする可能性が高い
- 親の信用情報次第では審査落ちしてしまう可能性がある
アルバイトをしていなくても学生向けクレジットカードなら手に入れられる3つの理由
ではアルバイトをしていなくとも手に入る学生向けクレジットカードは、どうして発行が可能なのでしょうか。
それには、次の3つの理由が挙げられます。
- 学生向けクレジットカードは収入が少ないことが前提
- 親の支援があることも想定されている
- 将来のヘビーユーザーになることを見越して
それぞれを詳しく解説していきますね♪
学生向けクレジットカードは収入が少ないことが前提
学生向けクレジットカードは、申込者である学生の収入が少ないことが前提で作られています。
そのため、学生向けクレジットカードの利用限度額は、一般カードよりも大幅に抑えているんです(学生向けクレジットカードは30万円~50万円、一般カードは50万円以上)。
利用限度額を低くすることで、万が一、返済が滞ることがあっても、カード会社の損失を小さく済ませることができますからね。
まぁ、学生の収入が一般のサラリーマンと同じくらいあるなら、わざわざ学生向けクレジットカードというジャンルを作る必要がありませんからね(笑)
もちろん、学生とサラリーマンでは社会的な責任も違いますし、お金の使い方も異なります。
それでも学生時代からカードを利用してもらうことで、将来的に一般のクレジットカードを発行したときに長く使ってくれることを期待して、学生向けクレジットカードが存在しているんです。
クレジットカード会社にとってはローリスクハイリターンな金融商品が学生向けクレジットカードなのです。
親の支援があることも想定されている
アルバイトの収入が無い学生は、親の支援による返済が想定されています。
東京都内の大学に通う学生への仕送り額は、平均で7万円~8万円程です。
しかし、アパート代や学費などは親が全額負担してくれるため、実質食費や交際費が仕送りで賄われることになります。
一人暮らしの食費は、自炊など工夫さえすれば、それほど高くつきません。
余剰分を返済に回すことができるため、アルバイトをしていない学生でもクレジットカードが発行できるのです。
ただし、仕送りが返済に充てられる場合は、使える金額が限られているため、利用限度額そのものが低く設定されることが多いようです。
利用限度額をアップさせたいのであれば、アルバイトをして、安定した収入を得てから限度額アップの申込みをしましょう!
将来のヘビーユーザーになることを見越して
アルバイトをしていない学生でもクレジットカードが作れる大きな理由としては、将来的にそのカードのヘビーユーザーになることが見込まれるためです。
クレジットカードは最初に作ったカードを長く使い続ける傾向にあります。
学校を卒業してから、一般カードに自動的に切り替わるというのは、新社会人1年生にとっては大きなメリットです。
社会人になって新たにクレジットカードを発行しようとした場合、必ず審査が行なわれます。
就職した会社の給与や、ボーナスなど学生時代よりも安定した収入を得るようになるため、利用限度額も学生時代の限度額以上になるんです。
利用限度額がアップするということは、カード会社にとってもより多くの手数料を得られるということ。
分割払いやリボ払いなどは、使った金額分に手数料が発生しますからね。
クレジットカード会社の収益は、こうした分割手数料や年利手数料です。
使ってもらわなければ収益が上がりません。
クレジットカード会社も多くの競合がひしめき合っている状況であるため、学生時代からユーザーの囲い込みをしなければ、クレジットカード会社自体の成長も見込めないのです。
- 学生向けクレジットカードは収入が少ないことが前提
- 一般クレジットカードよりも低く設定されている
- カード会社は親の仕送り支援を想定しているので、アルバイトをしてなくても審査に通りやすい
- 将来的に長く使ってもらえることを見越している
アルバイトをしていないとあり得る2つの影響
「アルバイトをしていなくても学生向けクレジットカードが発行できることは分かったけど、アルバイトをしていないことで何かネガティブな影響はあるの?」
影響はあります。
主な影響は、次の2つです。
- カード申込時にキャッシング枠が認められない場合もある
- 申込できるカードが限られる
それぞれの理由についてくわしく解説していきますね。
キャッシング枠が認められない場合もある
アルバイトをしていないことで起こる影響1つ目は「カード申込時にキャッシング枠が認められない場合もある」ということです。
カードローンと似た仕組みですが、カード会社によってはアルバイトの有無で、キャッシングサービスを付与できないこともあります。
アルバイトをしておらず、定期的な収入を親の支援だけに頼っている場合は、キャッシングサービスを付与させたとしても、返済の当てがないため返済遅延を起こす可能性が高くなります。
そのため、アルバイト無しの学生は、キャッシングサービスを申し込んでも利用限度額が0円(=利用不可)で発行されることも。
キャッシングサービスを利用したいのであれば、アルバイトをして定期的な収入を得た上で「キャッシング利用限度額の増枠申込」を行なってください。
ただし、増枠申込の場合は、途上与信審査という利用中にもかかわらず、再度審査が行なわれます。
増額申込前に返済遅延などをしていると、増額が認められないばかりか、利用停止になる可能性もありますので、使い方には十分注意してくださいね。
キャッシングについての詳しい内容は次のコラムをご覧ください(^ ^)

選択できるカードが限られる
アルバイトをしていないことで起こる最も大きな影響は、申込できるカードが限られてしまう点でしょう。
学生向けクレジットカードといっても、本質はクレジットカードです。
返済できる見込みがない利用者に発行するはずがありませんよね。
アルバイトをしていない、もしくは今後もする予定がないのであれば、自ずと申込できるカードの選択肢も限られてしまうんです。
自分の生活スタイルや、利用目的に合わせて作るのが理想ではありますが、アルバイトをしていないことで作れるカードが少なくなってしまうのは、大きなデメリットです。
- カードは発行できるがキャッシングサービスが利用できない場合もある
- 作れるカードの選択肢が狭まってしまう
アルバイトをしていない場合の申し込み時の注意点
「アルバイトをしていない場合、申し込むときに気を付けることはあるのかな?」
アルバイトをしていない状態でクレジットカードに申し込むと、審査に落ちてしまうこともあります。
収入が無いため仕方がないといえばそれまでですが、カードの申込時にちょっとしたことに気を付けるだけで審査通過率がアップするんです。
カードの申し込み時の注意点は、主に次の2つです。
- 申込書の年収欄に0と記入する・職業欄に学生と記入する
- 職業欄に学生を記入する
ここでは、それぞれの注意点について解説していきますね。
申込書の年収欄に0と記入する
学生向けクレジットカードの申込書は、基本的に一般クレジットカードの申込書と同じものが使われます。
学生向けクレジットカードだからといって申込書まで学生仕様にはなっていないんです。
申込書を記入するときに、「ん?」と思うのが年収の記入欄。
学生で、アルバイトもしていないわけですから基本的には0と書くのが普通です。
親の仕送り分を年収に記入する人もいますが、収入は審査に関係ないため、0と記入してOKです。
職業欄に学生と記入する
職業欄もアルバイトではなく、学生と記入しなくてはなりません。
アルバイトをしているからといって、職業欄をアルバイト、年収を給料見込み額で書いてしまうと、本来学生属性で審査が行なわれるのが、アルバイト属性での審査になってしまいます。
場合によってはカードを発行してもらえなくなる可能性もあるので注意してくださいね。
申し込み時に必要な書類はコレ!
「申込に必要な書類ってどんなものがあるの?」
アルバイトをしている場合でも、していない場合でも学生向けクレジットカードに申し込む際に必要な書類は一緒です。
以下では、学生向けクレジットカードを申し込むときに必要な書類をまとめました。
- 本人確認書類
- クレジットカード利用代金引き落とし口座
- 未成年の場合は親権者の同意書
ここで、「アレ?」と思う方もいるかも知れませんが、アルバイトをしているからといって、収入証明などの提示を求められることはほぼありません。
キャッシングサービスの申込をした場合は収入証明が必要になりますが、クレジットカードの申込時は、基本的に自己申告です。
学生であるため、収入見込み額は平均値で見られることと、アルバイト先や勤続年数などである程度の年収を推測できるため、ショッピング利用のみのクレジットカードの申込には収入証明が必要ないのです。
アルバイトをしていて、収入があれば申込書の年収欄に、収入見込み額を記入しても良いでしょう。
ただし、実際の収入よりも高く記入するのはオススメしません。
もしクレジットカード会社が「よし!この学生はアルバイト収入が月15万円あるから、利用限度額を学生の満額30万円にしよう!」と判断されてカードを発行し、その額をマックスで使ってしまった場合、返済が難しくなってしまう恐れがあるんです。
正直に、現在のアルバイト収入を書いて、自分の経済状況に合った利用限度額にしてもらう方が長い目で見て無難なのです。
返済が厳しくなって、クレジットヒストリーに傷が付いてしまっては元も子もありませんからね。
学生向けクレジットカードの申込時に必要な書類を確認していきましょう。
注意してほしいのは、本人確認書類に記載されている住所が、現在の居場所と異なる場合です。
遠方から来て、一人暮らしをしている学生に多いですが、実際の住所と本人確認書類の住所が違う場合は、カード審査時に確認が入ります。
審査落ちすることはありませんが、発行まで時間が掛かってしまうこともあるんです。
未成年の場合は、上記に加えて親権者の同意書も必要になります。
郵送で直接親元に届く場合もありますが、注意したいのは、親の同意が得られてない状態でカードを発行するのは不可能ということです。
万が一、親に内緒で同意書を自分や友人に書いてもらったとしても、カード会社から親権者に確認の電話が99%あります。
これは、返済遅延などが起こった場合、未成年は親からの支援で返済することが想定されているためです。
親に内緒で学生向けクレジットカードを作ろうとせず、まずは親権者の説得を先にする必要がありますよ。
- アルバイトをしていてもしていなくても収入証明などの提出は基本的に必要なし
- 本人確認書類は住所をチェック
- 未成年者の場合は親権者の同意が必要不可欠
どうしても審査が不安なときには学生専用カードに申し込もう
「やっぱり審査に通るか不安!どうしよう・・・。」
アルバイトをしていなくて、審査通過が不安ならば、申し込むカードを「学生でも作れるカード」ではなく、「学生しか作れないカード」を申し込みましょう。
カード会社によっては、「学生専用カード」という呼び方もしています。
代表的なカードには次のようなものが挙げられます。
これらのカードは、申し込むときに職業を「学生」と登録すれば、比較的簡単にカードを発行できます。
学生専用カードは、アルバイトの有無で審査されません。
もちろん、アルバイトをして、定期的な収入があれば利用限度額も上がりますが、学生専用カードは年収の部分がそこまで重視されていないんです。
そのため、アルバイトをしていない学生さんには特にオススメ!
ちなみに「三井住友カード デビュープラス」や「楽天カード アカデミー」はポイント還元率が高いので、お金を節約したい方にオススメ。
「学生専用ライフカード」は海外旅行傷害保険が手厚いことから、海外旅行・留学向け。「JALカードnavi」はポイントではなくマイルを貯めて航空券を手に入れたい方オススメのカードになっています。
キミたちがどのような目的(マイルを貯めたい、海外で便利に使いたい、ポイントで得したいなど)でクレジットカードを手に入れたいのかを考えて、申し込みをするカードを決めるようにしてくださいね!
みき
伊藤さん
まとめ
学生向けクレジットカードとアルバイトの関係性について解説してきました。
クレジットカード会社としては、例えアルバイトをしていない学生であっても、将来のヘビーユーザーになることを期待して、カード審査を通過させてくれるケースが多いです。
アルバイトをしてないから学生向けクレジットカードが作れないかもしれないという先入観を捨て、まずは学生専用カードの比較検討からはじめてみることをオススメします。
その上で、今回紹介した申込時の注意点を頭に入れておき、確実にカードが発行できるように準備することも重要ですよ(^ ^)
本当にありがとうございました!
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん