今日も電子マネー講座の続きを教えてもらえますか??
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
みき
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの伊藤です。
前回の講座では電子マネーの仕組みについて解説しました。
いかがでしたか?(詳しくはこちら)
電子マネーの仕組みを理解したところで、今回はメリット・デメリットを解説します。
電子マネーは基本的にメリットばかりですが、使っていくと多少のデメリット(=注意点)があるのも事実です。
そこで、メリット・デメリットまで理解した上で、電子マネーを使っていってくださいね♪
電子マネーがどのようなものなのか?仕組みを解説
2.電子マネーのメリット・デメリット ←今このページを読んでいます
なぜ電子マネーを使うべきなのか?使うときの注意点とは?
連動させるとお得になるクレジットカードを電子マネーごとに紹介
電子マネーのメリットとデメリットを紹介!
「どうして電子マネーは多くの人に使われているの?」
「電子マネーを使うときの注意点を教えて。。。」
とっても便利な電子マネーですが、当然、メリットもあれば、デメリットもあるんです。
そこで、以下に電子マネーのメリット・デメリットを詳しく解説していきますね。
電子マネーを使う5つのメリット
まずは、電子マネーを使うメリットです。
具体的には次の5つがあります。
- スマートに支払える
- お財布のなかがスッキリする
- ATMで現金を下ろす回数が減る
- 電子マネーの利用でポイントが貯まる
- 特定のお店・場所で使えば特典が付く
それぞれを詳しく解説していきますね♪
スマートに支払える
電子マネーの一番のメリットは、支払いに時間をかけることなく、スピーディーに決済できることです。
キミたちは、コンビニやスーパーのレジで、前に並んでいる人が、お財布からお金を出したり、お釣りを財布に入れるのに手間取ったりして、少しだけイライラしたことはありませんか?
お買い物を現金払いでするときには、お札を出したり、小銭を数えたりと、どうしても時間がかかってしまいます。
しかし、電子マネーであれば、支払い時に「Edy(電子マネー)で」と伝え、専用端末にタッチするだけなので、あっという間に決済ができまるんです。
しかも、電子マネーはクレジットカード払いとは異なり、サイン不要で決済できるのもスマートにお買物ができる理由になっています。
また、電子マネーで決済をすれば、お釣りも出ないため、支払い後には、サッとレジから離れることができ、後ろに並んでいる人に迷惑をかけることなく、とってもスマートにお買い物ができるんです。
この手軽さ、便利さが電子マネーの一番の売り!
ボクも少し前までは現金払いをすることも多かったですが、電子マネーでスマートにお買い物できることがわかって、今ではほとんどの支払いを電子マネーにしています。
ちなみに、電子マネーに似たQR・バーコード決済の場合、わざわざスマホのアプリを立ち上げ、お店の人にQRコードやバーコードを読み取ってもらわないといけないため、若干手間と時間がかかる・・・
電子マネーはスマホタイプのものであっても、アプリを立ち上げる必要もなく、専用端末にタッチするだけで決済ができるため、QR・バーコード決済よりも手軽に支払いができるんですよ!
お財布のなかがスッキリする
電子マネーを使うことで、お財布のなかがスッキリします。
というのも、先ほどもお伝えしたように、電子マネーで決済をすれば、常にたくさんの現金を持ち歩く必要もないですし、お買い物をしてもお釣りが出ません。
お財布をかさばらせるのは、やはり小銭。
電子マネー決済をすれば、お釣りが出ないため、お財布に小銭が貯まることがなく、いつもお財布をスッキリとさせておくことができるんです。
ボクも電子マネーを使ってから、お財布にはほとんど小銭が貯まらなくなりました。そのため、お財布を持ち歩いても、カバンのなかに入れておいても、常に軽く、持ち運びに楽になった感覚があります♪
さらに言えば、コンビニやスーパーで、お菓子や飲み物など、ちょっとしたお買い物をすることってありますよね?
ちょっとしたお買い物をするだけなのに、わざわざお財布を持っていたり、バッグを持っていったりするのって、地味にめんどくさい・・・
ただ、そのようなときでも、電子マネーに対応しているスマホやカードを持っていれば、お財布やバッグを持たなくても、手軽にお買い物ができるようになるんです。
パッと聞いた印象としては、地味なメリットかもしれませんが、実際に電子マネーを使って、お財布が軽くなったり、気軽にスマホだけでお買い物ができたりするのを経験すると、結構嬉しいメリットなんですよ(笑)
ATMで現金を下ろす回数が減る
電子マネーを使うようになると、銀行やコンビニATMなどで現金を下ろす回数が、かなり減ります。
現金払いを中心に生活をしていると、お金がなくなるたびに銀行やコンビニATMへ駆け込み、お金を引き出す必要があったかと思います。
ただ、電子マネーを使うようになると、現金を使う回数も減るため、ATMからお金を引き出す回数も、自然と減っていくんです。
つまり、ATMに並び、お金を引き出す手間が少なくなるということ。
さらに!ATMを使う回数が減れば、ATM手数料も節約できるんです。
例えば、1ヶ月でATMから現金を5回現金引き出していた場合に、ATM手数料が210円かかっていたとすると、
1年:1,050円×12ヶ月=12,600円
なんと、電子マネーを使えば、1年間で12,600円も手数料を節約することができるんです。
これはお金のない学生さんにとっては、かなりお得なメリット!
実際、ボクも以前は先ほどの例と同じ5〜7回ほどATMを使っていましたが、電子マネーを使うようになってから、ATMを使う回数がグッと減りました。当然、手数料分も節約することができています。
1回1回の手数料は高くはないですが、「チリも積もれば山となる」というように、1ヶ月・1年単位で考えると、かなりお得になることを知っておいてください。
電子マネーの利用でポイントが貯まる
電子マネーで支払うと、決済額に応じてポイントが貯まります。
そのため、お得にお買い物ができるようになるんです。
電子マネーの利用で貯められるポイントは「プリペイド方式」と「ポストペイ方式」で異なります。具体的には次の通りです。
プリペイド方式
電子マネーで使えるポイントと同じ。
例えば、nanacoを使った場合は、nanacoポイントが貯まります。
ただし、楽天Edyの場合は11種類のポイントから貯めたいポイントを選ぶことができます。
ポストペイ方式
登録しているクレジットカード会社のポイントが貯まります。
このように、どの電子マネーを使うかで貯められるポイントの種類が異なります。
実際に、各電子マネーで貯められるポイントの種類と、どれだけポイントが貯まるのかをまとめたのが次の表です。
電子マネー | 貯まるポイント | ポイント還元率 |
---|---|---|
Suica | JRE POINT | 100円=2ポイント |
iD | クレジットカード会社のポイント | カードごとの還元率に基づく |
QUICKPay | クレジットカード会社のポイント | カードごとの還元率に基づく |
楽天Edy | 楽天ポイント | 100円=0.5ポイント |
nanaco | nanacoポイント | 100円=0.5ポイント |
WAON | WAONポイント | 100円=0.5ポイント |
※ポイントの種類・貯まり方について、詳しくは後述します。
このように電子マネーを使うことで、ポイントを貯めることができます。
例えば、プリペイド方式のnanacoを使って3,000円のお買い物をした場合だと、15ポイント(3,000円×0.5%)を貯められるということですね。
また、先ほどもお伝えしましたが、プリペイド方式の電子マネーの場合、登録しているクレジットカードによっては、チャージをすることでもポイントが貯まるため、さらにお得になりますよ♪
貯めたポイントは、電子マネーとして1ポイント=1円として使うことができるようになるため、毎日電子マネーでお買い物をしていれば、年に数回はランチ代を浮かすことができるんです。
ちなみに、「iD」や「QUICKPay」をポストペイ方式で使った場合、クレジットカード利用と同じようにカード会社のポイントを貯めることができます。
また、ポストペイ方式のiDやQUICKPayはチャージがないため、チャージによるポイントが貯まりませんが、電子マネー決済をすると期間限定でポイント2倍となるキャンペーンなどを行っています。
これまでコンビニやスーパーなど、クレジットカードで支払うのはちょっと抵抗があり、現金払いをしていた場所でも、電子マネーを使うことでポイントを貯められるようになるのは大きなメリットと言えますね。
特定のお店・場所で使えば特典が付く
最後に、電子マネーは特定のお店・場所で使うことで特典が付くものもあります。
具体的に各電子マネーの特典を簡単にまとめました。
次の表を見てください。
電子マネー | 特典 |
---|---|
Suica |
|
nanaco |
|
WAON |
|
このように電子マネーを特定のお店・場所で使うことで、割引やポイントアップされるんです。
ですので、普段からこれらのお店でお買い物をしたり、特定の交通機関を使ったりする方であれば、割引やポイントアップされる電子マネーを使うことをオススメしますよ!
以上が電子マネーのメリットです。
現金を使うよりも、かなりお得で、便利になることがわかりますね!
- 電子マネーを使うと、コンビニなどでスマートにお買い物ができる
- 現金を持ち歩く必要がなくなるので、お財布のなかがスッキリする
- 現金を引き出すことも少なくなるので、ATM手数料を大幅に節約できる
- 電子マネー決済でポイントを貯められるので、お得に♪
電子マネーの5つのデメリット
続いては電子マネーのデメリットを解説します。
具体的には次の5つです。
- 電子マネーが使えないお店もある
- プリペイド方式はチャージしなければ決済できない
- チャージしたお金は元に戻せない
- スマホ型は充電が切れていると使えない
- カード型は磁気不良で使えないことも
デメリットも以下でそれぞれを詳しく解説していきます!
電子マネーが使えないお店もある
日本全体でキャッシュレス決済が進んでいると言っても、まだまだ電子マネーが使えないお店も多いです。
そもそも、電子マネーは提携店(加盟店)だけでしか決済できません。
コンビニや大手スーパーなどでは、ほぼ全ての電子マネーと提携していますが、小さなお店や飲食店などでは提携していないところも多いんです。
実際、ボクの家の近くにあるインドカレー屋ではSuicaとQUICKPay、iD、WAONは使えましたが、nanacoと楽天Edyは使えませんでした。。。
このように電子マネーが使えるか、使えないかはレジに電子マネーのマークがあるか、どうかでわかります(もしかしたら使えることもあるので、一応確認してみても良いですが)。
参考サイト:「旅館番頭の佐渡観光情報ブログ」
では、どうして使えない電子マネーがあるのか?
実は、電子マネーで決済をすると、お店側は電子マネー会社に手数料を支払わなければいけないんです(これはクレジットカード払いやQR・バーコード決済)をしたときでも同じ。
そのため、お店側としては、便利な決済方法とはわかりつつも、手数料を支払いたくないので、電子マネー会社と提携をしていないというわけです。
ただ、今後は電子マネーやQR・バーコード決済が主流となっていくのは間違いない為、大手コンビニ・スーパーでなくても、電子マネー決済を導入するお店が増えていくことが予想されますよ。
プリペイド方式はチャージしなければ決済できない
先ほどもお伝えしましたが、プリペイド方式の電子マネーの場合、チャージをしなければ決済できません。
これはプリペイド方式の電子マネーがチャージ残高までしか支払えない仕組みだからです。
参考サイト:「三井住友カード」
ちなみに、チャージ残高が不足していると、エラーが出てしまいます。エラーが出たときに自動的にチャージされるわけではないので要注意です。
このようにプリペイド方式の場合、チャージする手間がかかるというのは1つのデメリット。
ただし、チャージは簡単にできますし、特定のクレジットカードを使えば「オートチャージ」の設定をすることができます。
また、チャージ残高までしか使えないので、お金の使い過ぎも防ぐことができることは知っておいてくださいね。
チャージしたお金は元に戻せない
プリペイド方式の電子マネーは基本的にチャージ後に返金ができない仕組みになっています。
これはお金で電子マネーを買い取っているような仕組みなので、返品できないというイメージですね。
そのため、「どうしても現金が必要・・・」「つい、チャージしすぎちゃった・・・」となったとしても、後の祭り・・・
チャージしたお金を元に戻すことはできませんので、くれぐれもチャージする金額には気をつけてください。
ただ、唯一の例外として、Suicaなどの交通系電子マネーは、チャージした金額の払い戻しが可能。
払い戻しをするときには、チャージ残高から手数料(220円)を差し引いた金額を返してもらえるんです(チャージ残高が220円以下の場合は返金不可)。
ちなみに、チャージ残高の払い戻しをしてもらうには、免許証などの本人確認書類が必要で、万が一、盗難や紛失したとしても、第三者が勝手に払い戻すことができないようになっていますよ。
スマホ型は充電が切れていると使えない
スマートフォン型の電子マネーの場合、スマホが使えないと決済できません。
つまり・・・充電が切れていると使えないんです。
これは、充電が切れていると、スマホのキャッシュレス決済機能(Androidならお財布決済機能など)が使えないから。
そのため、電源の入っていないスマホでタッチしても、電子マネーで決済することはできませんので、気をつけてくださいね(まぁ、当たり前の話ですけど、苦笑)
カードタイプは磁気不良で使えないことも
WAONやnanacoなどカード型の電子マネーでは、磁気不良により決済できなくなることもあります(まぁ、かなり稀なケースですが)。
これは電子マネーがデータのやり取りで決済する仕組みだから。
例えば、スマホケースに電子マネーのカードを入れておくと、スマホの微量な電力で磁気不良になってしまうこともあるんです。。。
参考サイト:「インターネットの歩き方」
カード型の電子マネーを使うときには、保管方法に要注意!
ちなみに、カード表面にICチップが埋め込まれているICチップ方式の電子マネーであれば、このような磁気不良を起こす心配はないので、安心してください。
また、万が一、カードが磁気不良を起こしたとしても、発行元に連絡をして、所定の再発行の手続きをすれば、新しいカードにチャージ残高やポイント残高を引き継げますよ。
以上が電子マネーのメリット・デメリットです。
まぁ、メリット・デメリットを考えると、デメリットはそこまで大きな心配事ではなく、明らかにメリットの方が大きいことがわかりますよね?
ですので、積極的に電子マネーを使うことをオススメしますよ!
- 未だに電子マネーが使えないお店もある・・・(涙)
- プリペイド方式の場合、チャージ残高が不足していると決済できない
- 一度チャージしたお金は現金に戻すことができない(交通系電子マネー以外)
- スマホタイプの場合、スマホが充電切れしていると、当然使えない。。。
余談・・・電子マネーは日本でしか使えない
あまり知られていませんが、電子マネーは海外では使えません。
というのも、日本の電子マネーにはソニーが開発した「FeliCa」というシステムが採用されているんですが・・・実はFeliCaは日本だけしか普及していないシステムなんです。
そのため、海外では楽天Edyやnanacoなどの電子マネーは使えません。
一応、海外でも「Apple Pay」や「Google Pay」は使えるようになっていますが、これは登録しているクレジットカードを直に決済できる仕組みになっており、Apple Payを経由して楽天Edyやnanaco、QUICKPayを使うことができないんです。
ちなみに、日本でiPhoneが販売された当初は、お財布ケータイ(FeliCaのシステム)がなく、ユーザーが増えなかったため、iPhoneを販売しているAppleは、わざわざ日本のためにiPhoneにお財布ケータイ(FeliCa)機能を付けたという背景があるんですよ。
ちょっとした豆知識として知っておいてください♪
まとめ
このページでは電子マネーのメリット・デメリットを解説しました。いかがでしたか?
大事なポイントをまとめると、、、
- 電子マネーを使うことで、スムーズに支払いができる
- 現金を引き出すことが減るので、自然とATM手数料の節約にもなる
- 電子マネーで支払うことでポイントも貯められてお得に♪
- プリペイド方式のものは、チャージをしなければ決済できない
- ただし、電子マネーに一度チャージしたお金は戻ってこない
- スマホタイプのものは、充電が切れていると使えないので要注意
電子マネーにはこのようなメリット・デメリットがあります。
ただ、読んでいただいてわかったかと思いますが、はっきり言ってメリットの方が大きいです♪
特に電子マネーを使うことでATM手数料を節約できたり、ポイントを貯めることができたりするのは、お金のない学生さんにとっては、かなり大きなメリットと言えます。
ですので、電子マネーに興味がある方は、積極的に使っていってくださいね!
では、最後の章では電子マネーと連動させるべきクレジットカードを紹介します。
さらにお得に電子マネーを使うために知っておくべき情報ですので、是非とも読んでください♪
電子マネーと相性の良いクレジットカードについてはこちら>>>
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
みき