みき
伊藤さん
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伊藤さん
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伊藤さん
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
「学生向けクレジットカードは審査に通りやすいって本当?」
「審査に落ちないためには、何に気をつけるべき?」
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの伊藤です。
学生向けクレジットカードを手に入れるには、カード会社の審査に通らなければいけません。
「えっ?審査?私でも通るかな・・・」と心配になるかもしれませんが、安心してください!
学生向けクレジットカードの審査は通りやすく、ほとんどの学生さんが学生向けクレジットカードを手に入れています。
これまで学生向けクレジットカードを持ったことがない方は、心配しなくてOKです。
ただし!ごくごく稀に審査に落ちてしまうケースがあるのも事実。。。
では、どうして通りやすい審査に落ちてしまうのでしょうか???
このページでは「学生向けクレジットカードの審査が通りやすい理由」や「審査に落ちてしまう原因」を詳しく解説していきます。審査が心配な方や、一度審査に落ちたことがある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
学生向けクレジットカードが一般カードに比べて審査が緩い理由
学生向けクレジットカードを手に入れるときには、カード会社の審査を受けることになります。
そもそも、学生向けクレジットカードを含めたクレジットカードは、カード払いをした金額を、クレジットカード会社が一度立て替えてくれて、後でまとめて支払いをする仕組みになっています。
つまり、カードを使う人がきちんと支払い(返済)をしてくれなければ、カード会社は損をしてしまうため、「その人に支払い能力があるのか?」を確認するための審査があるんです。
ただ、学生向けクレジットカードの審査は通りやすいことでも有名です。
「ん?でも、学生の収入ってアルバイト代くらいで、そこまで支払い能力が高くないのになんで?」と思いますよね?どうして学生向けクレジットカードの審査は、一般のクレジットカードと比べて審査に通りやすいのか?
具体的には次の3つの理由があるからです。
- 学生時代からお客として囲おうと考えている
- 初めてクレジットカードに申し込む人が多い
- 利用限度額を下げることで、返済できないリスクを未然に防いである
それぞれの理由を簡単に解説していきますね。
クレジットカード業界は戦国時代!将来のお客さんになることを見越して
カード会社が学生向けクレジットカードの審査を通りやすくしているのは、学生たちが将来、自分たちの有益なお客さんになってくれることを見越してなんです。
というのも、今、クレジットカード業界では、数多くのカードが発行されています。
しかも、インターネットの普及により、誰でも簡単にクレジットカードを比べることができるようになったため、どのカード会社も差別化をはかりながら、1人でも多くのお客さんを獲得するのに必死なんです・・・
カード会社同士で顧客の奪い合いをする・・・まさに戦国時代!!!
そこでカード会社は、社会人になる前の学生に目をつけ、学生時代から自社のクレジットカードを使ってもらうことで、将来的にもカードを使い続けてもらおうと考えているんです。
また、一般のカードよりも学生向けクレジットカードのサービス・特典を魅力的にすることで「この会社のクレジットカードはお得で、便利だ〜!」という印象を与えようとしています。
例えば、学生向けクレジットカードと一般カードとでは特典に次のような違いがあります。
カード名 | 学生限定の特典・サービス |
---|---|
三井住友カード デビュープラス | ポイント還元率が一般カードの2倍 |
JALカードnavi | マイルが2倍貯まる「ショッピングマイルプレミアム(3000円+税)」が無料 |
ANA JCBカード(学生用) | ポイントからマイルへの移行手数料(5,000円+税)が無料 |
学生専用ライフカード | 海外ショッピングで3%がキャッシュバック |
楽天アカデミーカード | 楽天市場・楽天ブックスでのお買物でポイント3倍~13倍 |
このように、学生向けクレジットカードでお得と思わせておけば、社会人になってからも、使い続けてくれますからね。
実際、ボクも学生時代に使ったエポスカードを未だに持っています(普段は使うことは少ないですが、海外に行ったときに使っています)。
将来への青田買いの狙いがあるからこそ、カード会社は学生向けクレジットカードの審査を通りやすくしているんです。
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
初めてクレジットカードに申し込む人が多い
「学生向けクレジットカードの審査が通りやすい」と言われているのは、申し込み者が、初めてクレジットカードを手に入れようとしている方が多いからでもあります。
というのも、「初めてクレジットカードを持つ=これまで返済遅延などのトラブルを起こしたことがない」という意味でもあります。
カード会社は「その人に支払い能力があるのか?」「返済遅延などのトラブルを起こさないか?」を審査でチェックしているので、トラブルを起こしたことがない学生さんに対しては「とりあえず、審査に通そう」と考えてくれるんです。
先ほども説明したように、カード会社としては、できるだけ学生に自社のカードを持ってもらい、将来的なお客さんにしたいという考えもありますからね。
「返済トラブルを起こしてないなら、とりあえずOK!」と考えてくれやすいんです。
こうした背景から、初めてクレジットカードに申し込む学生は審査に通りやすく、「学生向けクレジットカード=審査に通りやすい」と言われるようになっているんです。
利用限度額を下げることで、返済できないリスクを未然に防いである
学生向けクレジットカードの利用限度額が低いことも、審査に通りやすい理由の1つになっています。
利用限度額というのは、学生向けクレジットカード(クレジットカード)を使って、いくらまで支払うことができるか?という上限額のこと。
学生向けクレジットカードを使ってお買い物や、サービスの支払いをするときでも、カードごとで決められている利用限度額までしか支払うことはできません。
では、この利用限度額と審査には、どのような関係があるのか?
先ほども解説しましたが、カード会社にとって一番のリスクは「カードを使った人が、お金を返済できず、カード会社が損をしてしまうこと」です。
とはいえ、カード会社としては、将来的に優良なお客さんになってもらえることを考えて、学生時代から自社のカードを持ってもらいたいので、収入の少ない学生にもカードを持ってもらいたい・・・
そこでカード会社は、学生向けクレジットカードの利用限度額を低くして、返済できないというリスクを抑えることで、収入が少ない学生さんでもカードを使えるようにしているんです。
つまり、利用限度額が低い学生向けクレジットカードであれば、返済できなくても、カード会社にとっては大きなダメージにならない、、、だから、審査に通りやすくしておいても大丈夫!ってこと。
このような3つの理由から、学生向けクレジットカードは一般カードと比べても審査に通りやすくなっているんです。
みき
伊藤さん
だからこそ、収入が少ない学生であっても、審査に通りやすくなっているってことだね。
- 卒業後にも長く使ってもらうことを狙って、審査を緩くしている
- 初めてクレジットカードに申し込む方が多く、審査に通しやすい
- カード会社も利用限度額を低くすることで、返済トラブルのリスクを抑えている
学生向けクレジットカードの審査内容と審査の流れ
「学生向けクレジットカードの審査って、具体的に何がチェックされるか知りたい」
「審査ってどんな流れで行われるの?」
学生向けクレジットカードの審査は一般のクレジットカード同様、申込内容(WEB&申込書)をベースに、カード会社内で行われます。
就職試験のような面談などは一切ありませんので、ご安心を(笑)
では、どのような流れで審査が行われるのか?
具体的には次のようなになります。
カード会社によって多少は変わりますが、基本的にはこの流れで審査&カード発行をしてもらえます。
そして、審査では何がチェックされているのか?というと、次の内容になります。
- 申込審査…申込時に記入した内容の確認(虚偽申告がないか)
- 信用審査…信用情報機関に問い合わせを行ない、事故情報などがないかを確認
- 割賦(かっぷ)審査…割賦販売法と申込書に記入した希望利用枠に基づき、限度額上限はいくらまで与えられるかを確認
- カード会社審査…カード会社ごとに決められた独自審査で最終合否を決める。加点方式が多い。発行できる理由が無いか探る。
具体的にどのような基準で審査をしているのか?ということは公開していませんが、
- 申込内容に嘘がないこと
- これまでに返済遅延などのトラブルを繰り返していないこと
この2つは、審査を通るために最低でも満たさなければいけないことを知っておけばOKです。
ちなみに、学生の場合は、社会人と比べて、審査において収入面がそれほど重視されていません。
もちろん、年会費が発生するカードや、ゴールドカードなど、申込みをするカードによっては収入面を厳しく審査することもあります。
ただ、そもそも学生は収入が少ないものだと考えられており、特に学生向けクレジットカード(or学生でも手に入れられる一般カード)は、将来のお客さんになってもらうことを狙って審査に通しているため、収入面は厳しくチェックしていないんですよ。
審査に必要なものは?
では、学生向けクレジットカードの審査を受ける(=申込みをする)ときには、何を用意すれば良いのか?
具体的には次の書類などを用意してください。
- 本人確認書類(学生証・免許証・パスポート・住民票などのコピー)
- 引き落とし先の銀行口座情報がわかるもの(通帳やキャッシュカード)
- 印鑑
- メールアドレス
- 電話番号(自宅or携帯電話)
- (未成年の場合)親権者の印鑑と同意書
これらのものを事前に用意してから、申込みをするようにしてください。
ちなみに、本人確認書類ですが、パスポートや免許証を提出したとしても、カード会社によっては学生証の提出も求めてくることがあります。
ですから、最初から学生証を提出するのが、一番スムーズに申込みをすることができてオススメですよ!
未成年の場合は親の同意が必要
学生向けクレジットカードは高校生を除く18歳以上の学生であれば申し込みができます。
ただし、未成年の場合、親権者の同意が必要!
未成年に親権者の同意が必要なのは、法律で決められたルールなので、必ず守らなければいけません。
親に隠れて学生向けクレジットカードを作ることはできないんです。
ちなみに、親権者の同意を確認する方法は次の2通り。
- カード会社から親権者へ送られる同意確認書類を記入して返送+電話確認
- 親権者が同行してカードを作る場合は、本人確認と同意書への記入と捺印などをその場で行なう
このような方法で親の同意が確認されます。
実家が遠方にある場合は、書類を送付して記入後に返送してもらうという手間がかかるため、審査&カード発行までに時間がかかってしまうことは覚えておいてくださいね。
ちなみに、以前、インタビューをした学生さんのなかには「未成年だと親の同意が必要だから、20歳になるまで学生向けクレジットカードを手に入れるのを我慢して、20歳になった瞬間にカードに申込みをした」という子もいました(なかなかレアなタイプですけどね、笑)
未だに「クレジットカード=悪」というイメージを持っている親世代も多くいるため、未成年の学生がカードを作ることに反対されるケースもあります。
ただし、未成年の場合は、親に黙ってカードを作ることはできません。
学生向けクレジットカードを作りたい場合は「どのような目的でカードを作りたいのか?」「どうやってお金の管理をしていくのか?」などを親に相談して、きちんと同意をしてもらったうえで申込みをしてくださいね。

学生向けクレジットカードにも在籍確認はあるの?
学生向けクレジットカードでは基本的に在籍確認はありません。
在籍確認というのは「本当に申込み時に登録した学校の生徒なのか?」「アルバイト先に勤めているのか?」などを確認するための審査のこと。
カード会社が直接電話をかけて、情報に嘘がないかを確認します。
ただし、基本的に学生向けクレジットカードでは在籍確認はないのでご安心を。
というのも、仮にカード会社が学校に電話をしても、学校側はプライバシー保護のため、在籍しているかをカード会社に伝えることがないからです。
また、アルバイト先も同様ですし、大半のカード会社では、申込み時にアルバイト先がどこなのかを記入することはありません(つまり、どこで働いているかがわからないので、在籍確認ができないということ)。
万が一、カード会社が学校に通っているかを確認したいときには、学生証の提出を求めてくるので、学校に直接電話がされることはないんです。
まぁ、学校側も、カード会社の問い合わせにいちいち対応していたら、キリがないですしね(笑)
とはいえ、在籍確認がないからといって、学生になりすましたり、嘘の学校名で申込みをしたりしてはいけませんよ!
じゃあ、在籍確認がされるのは、どんなときですか?
みき
伊藤さん
みき
- 審査には、本人確認書類と銀行口座情報が必ず必要!
- 未成年は親権者の同意が必須!未成年が親に隠れてカードを作るのは無理。
- 在籍確認はないので、ご安心を♪
私でも学生向けクレジットカードを手に入れられるの?タイプ別で考える学生向けクレジットカードの審査
「アルバイトをしてなくても学生向けクレジットカードの審査って通るのかな?」
「ワタシ、リュガクセイデ、チュウゴクカラキマシタ。カードツクレマスカ?」
学生といっても、大学生や専門学生、大学院生や留学生など様々なタイプがありますよね?
また、アルバイトをしているか、していないかで審査に落ちてしまわないかも気になるはず。
そこで次の4つのタイプ別で学生向けクレジットカードの審査が通ることができるのか?を解説します。
- アルバイトをしていない学生
- 大学院生
- 奨学生
- 留学生
それぞれ簡単に解説していきますので、当てはまる方は参考にしてくださいね!
アルバイトをしていない学生
アルバイトをしていない学生でも学生向けクレジットカードの審査に通ります。
というのも、カード会社は学生がアルバイト代ほどしか収入がないことを理解しており、審査では収入面をさほど重視していないからです(むしろ、将来のお客さんになってもらうためにカードを持ってもらいたい)。
ですから、アルバイトをしていなくても、申込みをしても大丈夫です。
ちなみに、カードを申し込むときには、収入を記入する欄がありますが、その部分は0円と記入すれば問題ありません。
ただし、職業欄を「学生」にすることも忘れずに!
職業欄を「アルバイト」にしてしまうと、審査で収入面も厳しくチェックされてしまうので、気をつけてくださいね。
大学院生
大学院生でも学生向けクレジットカードを手に入れることができます。
申込みが可能なカードは、学生向けクレジットカードの申込対象者の部分に「大学院生を含む」と明記されているものに限られます。
ただし、学生向けクレジットカードによっては年齢制限があるカードもあります。
例えば、三井住友カード デビュープラスや学生生専用ライフカードは、申込み資格が「満18〜25歳までの学生の方」となっています。
そのため、大学院生であっても、年齢制限に引っかかって、審査に落ちてしまうので注意してくださいね。
ちなみに、すでに学生向けクレジットカードを持っている方で、大学から大学院に進学する場合は、登録している卒業予定年月を変更することを忘れずに!
登録情報を変更しないと、カード会社に大学を卒業したものだと判断されて、一般カードが送られてきてしまい、学生向けクレジットカードが使えなくなってしまいますよ。

奨学生(奨学金をもらっている学生)
奨学金を借りている学生さんでも学生向けクレジットカードを手に入れることはできます。
奨学金を借りていることは審査に影響がありません。
ただし、すでに奨学金の返済がスタートしていて、3ヶ月以上返済が遅れたことがあると、個人信用情報に、その遅延情報が登録されてしまっています。
個人信用情報とは、あなたがどのような金融サービスを使っているか?という情報のこと。
クレジットカードを作ったり、きちんと返済ができていたりするのか?などが記録されています。
この個人信用情報に「奨学金の返済が3ヶ月以上遅延したことがある」と記録されてしまうと、学生向けクレジットカードの審査に落ちやすくなってしまうんです。
ですので、奨学金の返済がある方は、くれぐれも返済遅延を起こさないように気をつけてくださいね!

留学生(外国籍の方)
外国籍の留学生であっても「一定の条件」を満たしていれば、学生向けクレジットカードの発行ができます。
一定の条件というのは「在留期間」です。
というのも留学生が学生向けクレジットカードを作るときには次の書類が必要となります。
- 本人確認書類
- 銀行の口座情報
- 住所
- 携帯電話や固定電話番号
- 在留カード
このなかの「在留カード」に記載されている在留期間が、3ヶ月以上の中長期滞在者だけが、学生向けクレジットカード(クレジットカード)を作ることができるんです。
しかも、カード申込から在留期間終了までの期間が短いと審査に落ちるケースもあります。
在留期間の長さが審査に関係している理由として、学生向けクレジットカードでリボ払いや分割払いをしたときに、返済回数(月数)が在留期間を超えてしまうと、返済そのものが見込めなくなってしまうためです。
例えば、在留期間が残り24ヶ月であるのに対し、リボ払いで30回(2年と半年)返済になってしまったら、どうなるでしょうか?
万が一、返済が終わる前に帰国されて、利用したお金を踏み倒されてしまうとカード会社は損をしてしまいますからね。
そのため、在留期間が審査の決め手になるんです。
ちなみに、銀行口座も海外の銀行口座ではダメです。
実際にJCBカードに問い合わせたところ、以下のような回答をもらいました。
ですから、留学生の方は、まず日本の銀行で口座を開設するところからスタートする必要があり、学生向けクレジットカードを発行するためには、かなり手間がかかってしまうんです。。。

- アルバイトをしていなくても申し込みはできる。職業欄を「学生」にすることを忘れずに
- 学生向けクレジットカードは大学院生でもOK!ただし、年齢制限には気をつけて
- 奨学金を借りていることは審査に影響はない
- 留学生は3ヶ月以上の中長期滞在者のみ手に入れることができる
学生向けクレジットカードの審査は通りやすいって聞いていたのに落ちた・・・なんで?
「学生向けクレジットカードが手に入れやすいのはわかったけど、落ちる人がいるのはなんで?」
「僕も審査に落ちちゃう可能性あるのかな・・・」
学生向けクレジットカードは一般クレジットカードと比べても、審査に通りやすいことがわかったはずです。
ただ、それでも学生向けクレジットカードの審査に落ちる人は少なからずいることも事実。
では、どのような人が審査に落ちてしまうのか?
具体的には次の7つの条件に当てはまる人が審査に落ちると言われています。
- 申込内容に嘘を書いた(情報が正しくない)
- 申し込み条件を満たしていない
- 個人信用情報に事故情報が記録されている
- (未成年の場合)親権者の同意を得ずに申込んだ
- (未成年の場合)親がブラックリスト入りしている
- 短期間に複数の学生向けクレジットカードに申込んだ
- すでに2枚以上のカードを持っている
ここでは、学生向けクレジットカードの審査に落ちる理由について解説していきますね。
申込内容に嘘を書いた(情報が正しくない)
まず、当たり前のことですが、学生向けクレジットカードに申し込むときに嘘の情報を登録するのはNGです。
住所を知られたくない、延滞で電話がかかってきて欲しくないなど、いろいろな事情はあるかもしれません。
ただ、はっきり言って、それらの理由は社会的に見ても、子供の言い訳でしかありません。
仮に、嘘の情報を登録したとしても、本人確認書類などで嘘がバレてしまい、審査に落ちてしまうんです。
学生向けクレジットカードは学生でも作ることができますが、あくまでも、お金を立て替えてもらうことになるカード会社との信頼関係があってこそ使うことができます。
カード会社の信頼を失うようなことはすべきではありませんし、虚偽情報がバレると、最悪の場合、詐欺罪などの刑罰が下される可能性もあることを覚えておいてくださいね。
申し込み条件を満たしていない
結構ありがちなのが、学生向けクレジットカードの申し込み条件を満たしていない場合です。
学生向けクレジットカードの申し込み条件は、18歳以上の高校生を除く学生というのが一般的です。
この時、早生まれなどでまだ18歳になっていなかったり、大学入学は決まったけど高校在学中だったりすると申し込み条件を満たしていないため、審査に落ちてしまいます。
入学する前の準備として、学生向けクレジットカードに申し込みたいのであれば、きちんと条件を満たしてから申込みをしてくださいね。
個人信用情報に事故情報が記録されている
キミたちの個人信用情報に事故情報が記録されている場合も、審査に落ちやすいです。
事故情報というのは、
- 過去に返済遅延を繰り返した
- 返済するお金を踏み倒した
- 返済が遅延したときに、カード会社から連絡が取れなかった
などの返済トラブルのこと。
ちなみに、返済トラブルは次のようなときに起こります。
- 携帯電話(スマートフォン)本体の分割払いの代金を遅延した
- 奨学金の返済が3ヶ月以上遅れた
- (既に学生向けクレジットカードを持っている場合)カードの支払いが滞った
- 学生向けクレジットカードローンの返済遅延・踏み倒しがあった
特によくあるケースが、携帯電話(本体)の分割払いの遅延です。
学生向けクレジットカードと関係ないように思われますが、携帯電話の本体は「分割払い=クレジット払い」となっているため、返済が滞ると、個人信用情報に記録されてしまうんです。
また、毎月の携帯代やスマホ代が支払えていないときでも、あまりにひどいと個人信用情報に記録されると言われています。
くれぐれも携帯電話やスマホ代の返済が遅れないように気をつけてくださいね!
(未成年お場合)親権者の同意を得ずに申込んだ
先ほども述べましたが、未成年の学生がカードに申し込むときには親権者の同意が必要です。
親権者の同意は、印鑑が押された同意書の提出と、親への電話によって確認されます。
そのため、自分で親権者の同意書を記入したり、筆跡でバレないように友人に同意書を記入してもらったりしても、意味がありません。
後日、親権者への電話で絶対にバレてしまいます。
まぁ、カード会社も数多くの申込書を見ていますから、違和感にはすぐに気付くでしょうしね。
当然、親権者の同意が取れていない場合は、審査に落ちます。
ですから、ちゃんと親権者の同意を得てから、学生向けクレジットカードに申し込むようにしてくださいね!
(未成年お場合)親がブラックリスト入りしている
未成年の場合、親権者の同意が必要となりますが、そのときに、親がブラックリスト入りしている(=個人信用情報で返済トラブルが記録されている)と、審査に落ちると言われています。
一応、カード会社に電話で問い合わせたところ、「親権者の個人信用情報は確認することはありません」と回答をもらいました。
が・・・巷では次のような理由から、親の個人信用情報が確認されるとも言われています。
- 未成年が返済できない場合、親が返済することが義務付けられているため
- 親がカードを作れないので、代わりに子供にカードを作らせようとすることがあるため
これらの理由から、未成年の場合に限り、親の個人信用情報が確認されるそうです。
(あながち間違っていなそうな理由です)
そのため、親がブラックリスト入りをしていると、返済トラブルが起こる可能性が高いので、審査に落ちてしまうというわけですね。
未成年の方が、学生向けクレジットカードの審査に落ちてしまった場合は、もしかしたら、親権者が理由なのかもしれません・・・(こればかりは防ぎようがない。。。orz)
短期間に複数の学生向けクレジットカードに申込んだ
一度に複数の学生向けクレジットカードに申込みをすると、審査落ちするリスクが高くなると言われています。
というのも「一度に何枚もカードに申込みをする=どうしてもカードが欲しい=相当お金に困っている可能性がある」とカード会社に考えられてしまうからです(これを業界では「申込みブラック」と言います)。
ちなみに、複数枚というのは4枚以上と言われていますよ。
3枚までなら審査に通ることはありますが、4枚以上を同時に申込むと、審査に落ちる可能性がグッと高くなってしまうので気をつけてください。
「でも、他の学生向けクレジットカードに申し込んだことなんて、バレないんじゃないの?」と思うかもしれません。
実は、他の学生向けクレジットカードに申し込んだのは、すぐにバレるんです。。。
先ほども申し込み&審査の流れで説明をしましたが、学生向けクレジットカードの審査では、必ず信用情報機関にクレジットヒストリーの確認が行われます。
このクレジットヒストリーには、クレジットカードに申し込んだ情報も記録されているんです。
そのため、キミたちが、いつ・どの学生向けクレジットカードに申込みをしたのかは、他のカード会社にも丸わかり!
当然、複数枚の申し込みがあることを知ったカード会社は、返済トラブルを起こす可能性が高いと判断して、審査に落としてしまうんです。
どれだけすぐに学生向けクレジットカードを手に入れたくても、一度に4枚以上のカードに申し込むことだけはしないようにしてくださいね。
すでに2枚以上のカードを持っている
学生向けクレジットカードをすでに2枚以上持っている場合だと、3枚目以降の審査通過率が大きく下がります。
理由として、学生向けクレジットカードの限度額がいくら低いといっても、3枚以上のクレジットカードを使い、返済をしていくのは、収入が少ない学生の立場では難しいからです。
また、「3枚もクレジットカードを作る=お金に相当困っているかもしれない・・・」とカード会社に考えられてしまい、審査に落ちやすくなります。
仮に、学生起業家のように普通のアルバイト以上の収入がある方でも、3枚目以降の学生向けクレジットカードを作るのは難しいと考えておいてくださいね。
伊藤さん
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
- 学生向けクレジットカードの審査に落ちる原因は自分もしくは親にある
- 自分で審査落ちを防げることは、できるだけ防ぐようにしよう!
学生向けクレジットカードの審査通過率をアップさせる3つのコツ
「学生向けクレジットカードの審査に受かるか心配・・・」
「どうしても審査に落ちたくないんだけど、何か裏技とかはないの?」
何度もお伝えしていますが、基本的には学生向けクレジットカードの審査は通ります。
ただ、どうしても審査に落ちてしまわないか不安な方もいますよね?
そのような方は次の3つのテクニックで審査通過率をアップさせてください。
- 職業欄は必ず「学生」で登録する
- 審査基準が甘いカードに申込む
- 申し込み時にキャッシング機能は付けない
ここでは学生向けクレジットカードの審査通過率をアップさせるテクニックを解説しますね。
職業欄は学生と記入する
まず、学生向けクレジットカードを申し込む場合、職業欄は必ず「学生」で登録をしてください。
間違えて「アルバイト・パート」や「無給の方」などを選んでしまうと、審査基準が学生用ではなく、一般用(社会人用)になってしまいます。
そうなると、年収や勤続年数などで審査されてしまい、収入が少ない学生は審査に落ちてしまう可能性が高くなってしまうんです。
ですから、学生向けクレジットカードを申し込むときには、職業欄を必ず「学生」にすることが鉄則ですよ!
審査基準の甘いカードに申し込む
学生向けクレジットカードは、カード会社のタイプによって審査通過率が変わります。
具体的に、カード会社は大きく次の3つのタイプに分けることができます。
- 銀行系
- 信販系
- 企業系
これらの3つのタイプごとで、審査通過率が若干異なります。
まず、銀行系とはメガバンクなどを運営するグループ企業傘下のクレジットカード会社のこと。三井住友カードや、三菱UFJニコスなどですね。
次に、信販系とは、クレジットカードを専門に扱うカード会社のことで、ライフカードやオリコカードやDCカードといった会社が有名ですね。
最後に、企業系とは民間企業のクレジットカード部門から発行されているカードのことです。
代表的なところとしては、エポスや楽天銀行などが挙げられます。
審査基準の目安としては、
「銀行系<信販系<企業系」の順で審査通過率が高いと言われています。
そのため、学生向けクレジットカードの審査に通るか心配な方は、楽天カードやエポスカードなどの企業系のカードを選ぶことをオススメしますよ。
申し込み時にキャッシング機能を付けない
最後に、審査に通りたいのであれば、学生向けクレジットカードにキャッシング機能は付けないことをオススメします。
そもそも、クレジットカードでもある学生向けクレジットカードには、普段の買い物で利用できるショッピング枠にプラスして、現金を借入れできるキャッシング枠を付けることができるようになっています。
ただし、安定した収入が見込めない学生がキャッシング機能を付けようとすると、本来チェックされることがない年収での審査が発生してしまうんです。
そのため、アルバイトをしていてある程度の収入があるのであれば問題ありません。
ただ、アルバイトもしていない、もしくは収入が少ない場合はキャッシングサービスを付けることで審査落ちする可能性が高くなります。
ですので、どうしても学生向けクレジットカードの審査に通りたいのであれば、申し込み時にはキャッシング機能は付けず、カードが発行されてから、キャッシング機能を付ける審査を受けることをオススメしますよ(別にキャッシングは付けなくても問題ないですけどね)。
最低でもこれら3つのテクニックを使うことで、審査通過率はアップします。
審査に通るか不安な方はぜひお試しください(^^)
キャッシングについての詳しい内容は次のコラムをご覧ください。

- 学生向けクレジットカードに申込むときは職業欄を「学生」とするべし
- 審査通過率の高い企業系カードを選ぶべし
- キャッシング機能は後付けOK!まずは付けずに申し込もう
審査に通るか心配な学生にオススメの学生向けクレジットカードは?
「審査対策をやってもやっぱり心配!審査に通りやすいカードってある?」
最後に、どうしても学生向けクレジットカードの審査に不安な方にオススメのカードを紹介します。
実は学生向けクレジットカードは大きく次の3つに分けることができます。
- 学生専用のカード
- 学生以外でも申し込めるが、学生専用の特典があるカード
- 学生以外でも申し込めるカード(学生専用の特典はない)
このうち、どうしても審査に通りたいのであれば、学生専用のカードを選ぶようにしてください。
というのも、「学生以外でも申し込めるカード」というのは、社会人でも申し込めるカードになっているため、どうしても、審査で収入面の部分にチェックが入ってしまいます。
そのため、完全に学生だけをターゲットとしている学生専用カードの方が審査に通りやすいんです。
具体的に学生専用でオススメのカードは次の3つです。
- 三井住友カード デビュープラス
- 学生専用ライフカード
- 楽天カード アカデミー
それぞれのスペックや特徴を詳しく解説しますね。
三井住友カード デビュープラス
学生向けクレジットカード人気No.1
ポイントが常に2倍!カードは最短5分で即時発行可能!
学生専用カードの代表格として人気のあるカードです。三井住友グループの三井住友カードから発行されており、信頼度は抜群!
また、三井住友カード デビュープラスは、カード番号を最短5分で即時発行することができます!つまり、手元にカードが届く前からカードを使うことができるというわけです。
すぐにお支払いに使いたい方には嬉しいメリットですよね♪
そしてこのカード最大の魅力は、ポイント還元率が高いこと!
一般の三井住友カードと比べて2倍のポイントが貯められます(当然、他の学生向けクレジットカードと比べてもポイント還元率が高い)。また、貯めたポイントを様々なポイントに交換できるため、使い勝手も抜群!
国内でも最も有名なカード会社から発行されている学生向けクレジットカードということもあり、審査にも通りやすく、多くの学生に愛用されています!
審査が心配なのであれば、まずは三井住友カード デビュープラスに申し込むことをオススメしますよ!
オススメ度 |
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★★★★★ |
国際ブランド |
![]() |
年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
前年1回以上の利用で無料 ※利用がない場合は1,375円(税込) |
審査条件 |
満18歳~25歳までの学生の方 ※高校生は除く |
ポイント還元率 |
1.0%〜2.5% |
海外旅行傷害保険 |
− |
対応電子マネー |
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発行スピード |
即時発行(最短5分) |
- セブン-イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- マクドナルド
学生専用ライフカード
海外留学・旅行に行く学生さんにイチオシ!
海外でのショッピング利用額の3%がキャッシュバック
三井住友カード デビュープラスと並んで有名なカードです。学生専用カードなので、審査にも通りやすく、人気があります。
特に、学生期間で海外旅行や留学を行こうと考えている方にオススメ。
理由として、学生専用ライフカードは海外でのショッピング利用をすると、利用額の3%がキャッシュバックされるんです。つまり、海外では常に3%OFFでお買い物ができるということ。そのため、中長期間で海外留学をするときには必須アイテムです。
また、海外旅行傷害保険も付帯しているので、もしもの時も安心!海外に行くことを考えているのであれば、是非とも1枚は持っておくことをオススメするカードですよ。
オススメ度 |
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★★★★★ |
国際ブランド |
![]() ![]() ![]() |
年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
無料 |
審査条件 |
満18歳〜25歳未満の学生の方 ※高校生は除く |
ポイント還元率 |
0.5〜5.0% |
海外旅行傷害保険 |
最高2,000万円(自動付帯) |
対応電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
発行スピード |
最短3営業日 |
- 海外でのショッピング(3%キャッシュバック!)
※2020年9月30日(水)まで
- 特典1:新規でのカード発行で200ポイント(1,000円相当)
- 特典2:ショッピング利用で最大1,600ポイント(8,000円相当)
- 特典3:家族もしくは友達のご紹介で1,000ポイント(5,000円相当)
- 特典4:ショッピングリボのご利用で200ポイント(1,000円相当)
楽天カード アカデミー
楽天市場(楽天グループ)を使う学生さんには最強のカード
新規入会で大量のポイントをもらえるから超お得♪
ポイントサービスでは業界ナンバーワンの呼び声も高いのが楽天カードです。元々、審査通過率も高く、作りやすいと評判のクレジットカードではありますが、学生専用のカードがあるのはあまり知られていません。
ポイント還元率は、通常時は1.0%、インターネットショッピングサイト楽天市場で利用する際には、最大14%もの還元率になります。楽天グループの各サービスを利用することが条件ではありますが、ポイントが貯めやすく使いやすいという点では、突出した存在です。
電子マネーの楽天Edyを付帯させることができるため、何かと使い勝手が良いのも特徴。企業系学生向けクレジットカードであるため、審査通過率も高く、普段使いのメインカードとしても活躍できるスペックを持っていますよ。
オススメ度 |
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★★★★☆ |
国際ブランド |
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年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
無料 |
審査条件 |
満18歳~28歳までの学生の方(高校生は除く) |
ポイント還元率 |
1.0〜3.0% |
海外旅行傷害保険 |
最高2,000万円(利用付帯) |
対応電子マネー |
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発行スピード |
通常1週間 |
- 楽天市場
- 楽天トラベル
- 楽天ブックス などの楽天グループ
新規入会&カード利用で最大5,555ポイントをプレゼント!
- 特典1:新規入会で2,000ポイント
- 特典2:カード利用で3,000ポイント(期間限定ポイント)
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まとめ
このページでは学生向けクレジットカードの審査について解説をしました。いかがでしたか?
学生向けクレジットカードの審査は、あくまでも「カードを使ったときに、きちんとお金の返済ができるか?」ということをカード会社がチェックするために行われています。
つまり、キミたちが学生向けクレジットカードを使うことで、お金の使い方を間違ってしまわないかを確認するために、わざわざ審査をしているんです。そこは誤解をしないでください。
ですので、変なテクニックを使って、無理やり審査に通ることよりも、正直な情報を登録して、正々堂々とカード会社の審査に通ることを心がけてくださいね。
伊藤さん
みき
伊藤さん
それにアルバイトもして一定の収入も得ているしね。
みき
伊藤さん
みき