みき
伊藤さん
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伊藤さん
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伊藤さん
「学生向けクレジットカードの支払い方法を知りたい」
「カード払いをすると、いつお金が銀行口座から引き落とされるの?」
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの伊藤です!
学生向けクレジットカードを利用するときには、支払い方法の仕組みを理解しておくことが大切。
具体的には「一括・分割・リボ・ボーナス払い」の4つがあり、それぞれの仕組みやメリット・デメリットを理解しておくことで、賢く学生生活を過ごすことができるんです!
このページでは、学生向けクレジットカードの支払い方法と、どの支払い方法を利用すべきかを解説しますね♪
学生向けクレジットカードの支払い方法は全部で4種類
学生向けクレジットカードで決済をする時には、4つの支払い方法を知っておく必要があります。
具体的には次の4つ。
- 一括払い
- 分割払い
- リボ払い
- ボーナス払い
クレジットカードを利用するときには、毎回これらの支払い方法から1つを選ぶことになります。
ただ、各支払い方法にはメリット・デメリットがあり、その仕組みを知ったうえでカード決済をすることがとっても大事!
選んだ支払い方法によっては、あなたの生活を楽にしてくれることもありますが、逆に損をしてしまう可能性もあるんです・・・。
そのため、クレジットカードを賢く利用するためにも、各支払い方法の仕組みをしっかりと理解しておいてください。
次の章から、各支払い方法の仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説していきますね♪
みき
伊藤さん
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伊藤さん
- 学生向けクレジットカードの支払い方法は全部で4種類
- それぞれの支払い方法ごとにメリット・デメリットがある
基本的には一括払いをしよう!
学生向けクレジットカードで決済をするときには、基本的に「一括払い」を選ぶことをオススメします。
例えば、「前月15日締め、翌月10日払い」のクレジットカードの場合、1月16日〜2月15日までのカード利用額をまとめて、3月10日に支払う(銀行口座から引き落とされる)ことになります。
仮にあなたが「前月15日締め、翌月10日払い」のカードを使って、1月17日にスーパーで3,000円、1月20日に洋服代で6,000円、、、、と一括払いでお買い物をしたときのイメージは次の通り。
このように一括払いをすることで、1ヶ月のカード利用額をまとめて返済していくことになります(カード利用日と返済日が離れていることがポイント)♪
ちなみに、クレジットカードの支払い方法のなかでは、最もオーソドックスな方法なんですよ!
一括払いのメリット・デメリット
一括払いのメリット・デメリットをまとめると次の通り。
- 1回で全額引き落とされるのでお金の管理をしやすい
- カード払いによる手数料が0円
まずは一括払いのメリットから解説しますね。
先ほどお伝えしたように、一括払いは1ヶ月間でカード払いした代金を、翌月or翌々月にまとめて支払うだけなので、お金の管理がカンタン!
1ヶ月のカード利用額が単純に銀行口座から引き落とされるだけですからね。
これが分割払いのように、何度かに分けて支払う方法だと、毎月口座から引き落とされる金額がコロコロ変わりますし、いつまで支払い続けるかもわかりにくいので、お金の管理が難しくなります。
また、一括払いは金利手数料がかかりません。
これはお金を節約したい学生さんにとっては、かなり大きなメリット!
そもそも、クレジットカードで利用した代金は、カード会社が一時的に代金を立替えてくれています。
言い方を変えれば、カード会社に対して借金をしているようなもの。
このときに「分割払い」や「リボ払い」をして、何度かに分けて支払う(返済していく)と、お金を借りている期間が長くなってしまうので、それだけ金利手数料を支払わなければいけないルールになっているんです。。。
例えば、年利18%で50,000円のスーツを、6回の分割払いで買った場合は、
50,000円×18%÷365(1年)×6ヶ月(回)×30日=4,438円
の手数料を上乗せされるので、合計54,438円を返済することになります。
みき
これは、かなりの痛手と言えますよね?
映画なら2〜3回は観れる金額を手数料として支払うことになるわけです(涙)
ただ、一括払いであれば、翌月or翌々月に返済が完了するので金利手数料は発生しません!
一括払いをすることでカード利用による手数料を抑えることができ、節約にも繋がると言えますね♪
逆に一括払いのデメリットとしては「1ヶ月分のカード利用額を一度に支払わなければいけない」ので、一気に銀行口座からお金が減ることに・・・。
そのため、一括払いをした代金の支払日をうっかり忘れてお金を使いすぎると「今月の生活費が足りない・・・」「アルバイト代が入るまでご飯が食べれない・・・」ということにもなりかねないので気をつけてくださいね。
みき
伊藤さん
- 一括払いは1ヶ月分のカード利用額を翌月or翌々月にまとめて支払う
- 一括見積もりは金利手数料が発生しない
- 学生さんには基本的に一括払いがオススメ!
分割払いは「手数料」と「お金の管理」に要注意!
次に分割払いについて解説をします。
カード払いを利用するたびに支払い回数を指定することで、毎月「支払った金額÷分割回数+手数料」を返済していくことになります。
例えば、毎月15日締め翌月10日払いのクレジットのカードの場合。
7月1日に10万円の液晶テレビを10回払いで購入したとすると、8月10日に初回の1万円+手数料、9月10日に1万円+手数料、、、と全額返済が終わるまで毎月10日に銀行口座からお金が引き落とされるイメージです。
また、締め日までにカード利用で分割払いした金額は随時加算されていきます。
参考として以下の画像を観てください。
このようにカード利用額と分割回数によって、毎月の返済額が変わっていくことに気をつけてくださいね。
分割払いのメリット・デメリット
次に、分割払いのメリット・デメリットをまとめると次の通りです。
- 手持ちのお金が少なくても、高額な支払いがしやすくなる
- 毎月の返済額が少なくて済む
- 金利手数料が発生する
- 分割した回数の月数だけ返済が発生するので、お金の管理が大変
まず、分割払いをするメリットとして、高額な支払いがしやすくなります。
例えば、毎月のアルバイト代が10万円の学生さんが、5万円のコートを一括払いで買うと、翌月or翌々月の返済日に5万円が引き落とされることに。
そうなると、残りの5万円で次の給料日まで過ごさないといけなくなるので、生活はかなり厳しくなりますよね?
このようなときに分割払いを利用することで、毎月の返済額を少なくできるんです♪
先ほどの例で言うと、5万円を5回の分割払いにすると、翌月or翌々月の支払いは1万円となり、残り9万円で生活ができるようになると言うこと!
このように分割払いを利用することで、高い買い物をしても「今月の生活費がない・・・」といった事態を避けやすくなりますよ。
・・・と、ここまで聞くと「分割払いって、超便利じゃん♪」と思うはず。
ただし、分割払いをすることで「金利手数料」が発生するデメリットを忘れてはいけません。
分割払いの金利手数料の考え方としては、
分割回数 | 月々の返済額 | 金利手数料 |
---|---|---|
多い | 低い | 高い |
少ない | 高い | 低い |
このような仕組みになっていることを知っておいてください。
そして、先ほどもお伝えしましたが、金利手数料は以下の計算式でいくらになるかが計算できます。
支払い額×年利手数料÷365日×支払い回数×30日
例えば、50,000円のコートを6回払い(年利18%)で購入したときの金利手数料は
50,000円×18%÷365(1年)×6ヶ月(6回)×30日=4,438円(年利手数料)
8,333円(50,000円÷6回)+739円(4,438円÷6回)=9,072円(毎月の支払い額)
50,000円+4,438円=54,438円(支払総額)
となるわけです。
これが同じ金額、同じ年利で8回払いにした場合だと、
6,250円(50,000円)+739円(5,917円÷8)=6,989円(毎月の支払い額)
50,000円+5,917円=55,917円(支払総額)
このように支払い回数を6回から8回にするだけで、手数料は1,500円も高くなります。
分割払いをすることで、50,000円の買ったコートが10%(5,917円)も値上がりすると言うわけですね・・・。これは結構な痛手(涙)
そのため「毎月の返済額を少なくしたい」と考えて分割払いを利用したとしても、トータルでは損をすることになるのを知っておいてください。
また、分割払いの返済が何ヶ月も続くようだと「今月はいくら引き落としされるんだ?」とお金の管理も難しくなります。
「お金がないから分割払いにしよっと♪」「翌月の返済を少なくしたいから分割で〜」などと軽い気持ちで分割払いをし過ぎると、後悔することにもなりかねませんので、くれぐれも気をつけてくださいね。
みき
伊藤さん
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伊藤さん
2回払いまでは金利手数料が無料!
ここで1つ知っておいて欲しいことがあります。
それが分割払いは「2回払いまでは金利手数料が無料」ということ。
例えば、学生向けクレジットカードのなかでも人気の「三井住友カード デビュープラス」の公式ホームページでは以下のように書かれています。
これは三井住友カード デビュープラスだけの話ではありません。
基本的にクレジットカードは2回払いまでは金利手数料が無料となっているんですよ。
ですので「翌月の一括払いは厳しい・・・でも手数料を払うのも嫌だな。。。」という方であれば、2回払いを利用するのもあり!
ただし、2回払いができるかはカード決済をするお店・ネットショップによって異なるので、そこだけは気をつけてくださいね。
- 分割払いによって、毎月の返済負担を軽くできる
- 分割回数に応じて手数料が高くなり、支払い総額が上がってしまうのは要注意!
学生のうちはリボ払いをするべきではない!
次は「リボ払い」について解説しますね。
キミたちのなかにも、テレビCMなどで「リボ払い」という言葉を聞いたことがある方もいるのでは?
クレジットカードを利用するときに、リボ払いを選んで決済すれば、毎月自分で設定した金額だけを返済していくことになるんです。
例えば、リボ払いの返済額を2万円に設定して、7月に10万円のカード利用をした場合でも、8月の返済額は2万円となり、残りの8万円は翌月以降に持ち越されます。
そして、9月以降も完済するまでは毎月の返済額は2万円となるわけです。
ちなみに、返済のタイミング(引き落とし日)は、他の支払い方法と同じ。
どれだけクレジットカードを利用したとしても、リボ払いにすれば、毎月の返済額が固定となるので「来月お金がなくてピンチ・・・」「カード払いでお金の管理が難しい。。。」ということはなくなるわけです。
お金のない学生さんにとっては、かなりお得な支払い方法に思えますよね?
ただし・・・このリボ払いはそんなに優しいものではありません。当然、デメリットもあるんです。
そこで、以下にてリボ払いのメリット・デメリットを解説していきますね。
リボ払いのメリット・デメリット
パッと聞いた印象としては、かなり便利そうなリボ払いのメリット・デメリットをまとめました。
具体的には次の通り。
- 毎月の返済額が一定となる
- お金の管理がしやすい
- 返済額をいつでも変えられるので、お金がピンチのときも安心
- 借入残高(借金)が減りにくい
- 借入残高に応じて金利手数料が発生する
- 分割払いよりも金利が高い(15%)
- 毎月の返済額が少ないと、すぐに利用限度額に達してしまう
このようなメリット・デメリットがあるんです。
まず、リボ払いのメリットについて。
先ほどもお伝えしたように、リボ払いはカードの利用額や利用件数に関わらず、毎月の返済額が一定となるので、お金の管理がしやすいです。
そのため、高いカバンや洋服を買ったり、海外旅行の予約をしたりしても、リボ払いの設定額さえ銀行口座に入っていれば、返済遅延などのトラブルになることはありません(もちろん、リボ払いの設定額にもよりますけどね)。
また、リボ払いでは毎月の返済額をいつでも変えることができるので、どうしてもお金がないときには最低限の返済額に変更して、ピンチを切り抜けることも可能。
学生さんの場合は、サークルやゼミの飲み会などで、急にお金がなくなる、、、ということもありますからね。
リボ払いを賢く使うことができれば、これほど便利な支払い方法はないんです!
が・・・ボクは学生がリボ払いを多用することをオススメしていません。
というのも、リボ払いは借入残高(借金)が減りにくく、返済期間が長くなりやすいんです。
当然、返済期間が長くなると、それだけ金利手数料も高くなってしまう・・・。
では、実際にどれだけの金利手数料が発生するのかを計算してみますね。
リボ払いの金利手数料を計算してみた
リボ払いは仕組み上、どうしても返済期間が長くなりやすく、金利手数料が高くなってしまいます。
また、カードの支払い方法で言うと、分割払いでも金利手数料はかかりますが、それよりもリボ払いの方が金利手数料は高いんです。
具体的に、分割払いとリボ払いの手数料は次のようになっています。
- 分割払い・・・12〜15%
- リボ払い・・・15%
そもそも、分割払いの方が、リボ払いよりも手数料は安くなっているんです。
具体的に三井住友カード デビュープラスを例にして、それぞれの手数料を計算してみました。
例えば、50,000円の洋服を10回払い(分割払い)で買った場合、金利は14.25%です。
手数料を計算すると、
50,000円×(6.70円÷100円)=3,350円(年利手数料)
5,000円(50,000円÷10)+335円(3,350円÷10)=5,335円(毎月の支払い額)
となり、毎月5,335円ずつを10ヶ月支払えば完済できます。
しかし、リボ払いで毎月の支払い額を5,000円にすると、次の表のようになってしまいます。
支払い回数 | 支払い額 | 支払い元金 | 手数料 利息 |
元本残額 |
---|---|---|---|---|
1 | 5,000 | 4,250 | 750 | 45,750 |
2 | 5,000 | 4,314 | 686 | 41,436 |
3 | 5,000 | 4,379 | 621 | 37,057 |
4 | 5,000 | 4,445 | 555 | 32,612 |
5 | 5,000 | 4,511 | 489 | 28,101 |
6 | 5,000 | 4,579 | 421 | 23,522 |
7 | 5,000 | 4,648 | 352 | 18,874 |
8 | 5,000 | 4,717 | 283 | 14,157 |
9 | 5,000 | 4,788 | 212 | 9,369 |
10 | 5,000 | 4,860 | 140 | 4,509 |
11 | 4,576 | 4,509 | 67 | 0 |
金利手数料:4,576円
支払い総額:54,576円
となります。
つまり、リボ払いも分割払いも、毎月の返済額はとほぼ変わらないのにも関わらず、リボ払いにすると約1,000円も多くの手数料を支払わなければいけないんです。
さらに!注意して欲しいことがあります。
それは「ずっと借金をしている状態に陥りやすい・・・」ということ。
例えば、5万円の洋服をリボ払いにして、毎月5千円の返済をしていくとします。
その返済している途中に、2万円の靴をリボ払いで購入したとすると、毎月の返済額は5千円で変わらないのに、どんどんカードの返済残高だけが増えていくことに・・・
具体的には次のようなイメージです。
このようにリボ払いをし続けると、毎月の返済額が変わらないので、ずっと借金をし続けている状態になってしまいます。
当然、返済があるうちは、ずっと金利手数料を支払わなければいけませんし、借入残高がカード利用限度額に達すると、カード払いもできなくなってしまうリスクも・・・。
リボ払いは、毎月の返済額を抑えることができ、高額なお買い物もしやすいというメリットはありますが、仕組みをよく考えてみると、カード会社が手数料を上手に回収できるようなシステムになっているんです。
このリボ払いの手数料地獄を脱出するには、「毎月の返済額を多めにする」「お金に余裕があるタイミングで、繰越返済(残りの返済額を一度に支払う)をする」などをする必要があります。
が・・・基本的な収入がアルバイトである学生さんにとっては、急に返済額を増やすのは難しいですよね?
つまり、学生さんがリボ払いで借金をしてしまうと、いつまで経っても借金地獄から抜け出せないということ!
以上のような理由から、ボクは学生さんにリボ払いをオススメしたくないんです!
それでも、どうしてもリボ払いを使いたいのであれば、毎月の返済額を少しでも多くして、なるべく早く完済する努力を忘れないようにしてくださいね!
リボ払いによる特典も全然お得ではない・・・(涙)
カード会社のなかには、リボ払いを利用することで特典が付くクレジットカードもあります。
例えば、三井住友カード デビュープラスです。
このカードは、リボ払いサービスである「マイ・ペイすリボ」に登録して、カード払いをすることで、貯められるポイントが1.5倍になります(200円=3ポイント)。
これだけ聞くと「えぇ!?200円で3ポイントも貯まるの?超お得♪」・・・と、かなり魅力的な特典に感じるかもしれませんが、、、
実は、この特典はリボ払いの金利手数料が発生した場合にしか適応されないんです。
例えば、1万円の洋服をリボ払いで購入したとしても、毎月のリボ払いの返済額を2万円に設定していると、翌月の支払日には全額返済ができてしまい、手数料は発生しないので、ポイントは倍になりません。
また、ポイントを1.5倍にするために、わざとリボ払いの返済額を少なく設定したとしても、今後は金利手数料によって損をしてしまうんです・・・
例えば、リボ払いで5万円を支払ったとすると、貯まるポイントは、
50,000円=1500ポイントとなります。
仮に三井住友カード デビュープラスで貯めたポイントをnanacoポイント(1ポイント=1ポイント)に交換したとしても、1,500ポイント(1,500円相当)にしか交換できません。
ただ、先ほど紹介したのと同じ条件(毎月5,000円ずつの返済)の場合だと、金利手数料で4,576円がかかってしまうため、ポイントが増えたとしても3,000円近くを損することになるんです。
もちろん、リボ払いによって、ポイントが倍増しないカードと比べると、三井住友カード デビュープラスはお得なカードと言えます。
ですが「リボ払いによってポイントが倍になる!」という言葉に騙されて、リボ払いを利用するのは非常にもったいないので気をつけてくださいね!
みき
伊藤さん
手数料地獄っていっても良いくらいなんだよ。
みき
伊藤さん
- リボ払いは毎月の返済額が一定となる
- 返済額が固定されるので、お金の管理はしやすい
- ただし!リボ払いは金利手数料が発生してしまう
- 収入の少ない学生さんはリボ払いを使うべきではない!
ボーナスを貰っていないのにボーナス払いができる?
「学生でもボーナス払いって利用できるの?」
「ボーナスがない人は無理だよね?」
・・・あまり知られていませんが、学生向けクレジットカードでも「ボーナス払い」はできるんですよ!
つまり、学生さんでもボーナス払いが利用できるということ!
参考例として三井住友カード デビュープラスのボーナス払いは次のようになっています。
- 夏に支払う場合
12月16日〜6月15日までの利用金額を8月の支払日にお支払い - 冬に支払う場合
7月16日〜11月15日までの利用金額を翌年1月の支払日にお支払い
このように一定期間のカード利用額を夏や冬のボーナス時期に合わせて、一括で支払う仕組みになっています。
そして、このボーナス払いはボーナスをもらってなくても利用することが可能!
学生さんだけでなく、派遣社員やアルバイト、パートの方などでもボーナス払いは利用できます。
これは「ボーナスの時期にまとめて返済できるようにすることで、カード利用を促進させたい」というカード会社の狙いがあるから。
ですので、学生さんであってもボーナス払いを利用することで、賢くお金の管理をすることもできるんですよ。
ボーナス払いのメリット・デメリット
では、ボーナス払いのメリット・デメリットはどのようになっているのか?
具体的には次の通りです。
- 年間2回だけの支払いのため、毎月の返済に追われない
- 手数料が無料orほとんどかからない
- 手元にお金がなくても、欲しいものが手に入れやすい
- ボーナス払いができる月とできない月がある
- 最低支払額が決められている
- 利用限度額を超えやすい
- 返済日には一度に大量の引き落としがされてしまう
ボーナス払いの最大のメリットは、支払いを先送りすることができるので、手元にお金がなくても、大きな買い物がしやすいこと。
しかも、分割払いやリボ払いとは異なり、ボーナス払いでは金利手数料がかからないor発生しても少額で済みます。
そのため、学生さんにとっては、かなり使い勝手の良い支払い方法と言えるんです。
ただし!ボーナス払いには2つの大きなデメリットがあるので要注意!
1つ目は利用できる期間が決まっていることです。
先ほどもお伝えしたように、ボーナス払いでは「12月の締日~6月の締日まで」「7月の締日以降~11月の締日まで」というように、決められた期間内のカード利用額をボーナス月の翌月に一括で支払うことになります。
従って、空白期間となる6月締日~7月締日と11月締日~1月締日はボーナス払いが利用できません。
また、ボーナス払いが利用できる最低金額も決まっています。
カード会社によって設定は異なりますが、最低でも5〜10万円以上の支払いでなければボーナス払いは利用できません。
そのため、就活用のカバンやスーツ、旅行代金なども金額によっては、ボーナス払いができないことを知っておいてください。
当然、ボーナス払いは返済を先送りにするだけですので、返済日にはかなりの金額が銀行口座から引き落とされる可能性があります。
ボーナス払いの引き落としがあることを忘れて、銀行口座にお金を入れ忘れていたり、前の月にお金を使いすぎてお金がなかったりすると、返済遅延などのトラブルを起こしてしまう可能性もあるので、くれぐれも返済日(引き落とし日)をうっかり忘れないようにしてくださいね。
以上のように、ボーナス払いを利用することで、大きな買い物もしやすくなりますが、最低利用額があることや、だいぶ先の支払いタイミングを覚えておかなければいけないことを考えると、、、一長一短と言えますね。
ですので、ボーナス払いをするときには、返済日に大きな金額を引き落とされても大丈夫なように、お金の準備をしておいてくださいね。
- 学生向けクレジットカードでもボーナス払いが利用できる
- ボーナス払いでは金利手数料が無料orほぼかからない
- ボーナス払いには最低利用額が決められている
- 返済日を忘れて、返済遅延などのトラブルを起こさないように!
結論・・・学生さんは「一括払い」を利用するのがオススメ!
ここまで学生向けクレジットカードの4つの支払い方法を解説しました。
それぞれの特徴やメリット・デメリットはありますが、学生さんは基本的には「一括払い」を利用するのがオススメです!
確かに「分割払い」「リボ払い」「ボーナス払い」を利用することで、毎月の返済額を軽くすることはできます。
ただ、学生のうちから「お金に困っているから分割払いにしよう」「毎月の返済額を増やしたくないからリボ払いで・・・」などの癖が付いてしまうと、社会人になってからも「お金がない=返済は先送りする」という癖が付いてしまうんです。。。
このようなお金に関する「癖」というのは非常に厄介で、自分だけでなく、自分の子供にも同じような癖が付いてしまうことも(子供のお金の価値観は、親に似ることが多い)。
正直、これは分割払いやリボ払いによる金利手数料が発生することよりも大きなデメリット!
そのため、学生のうちは自分の利用できる範囲内でのお金の管理を身に付けるためにも、基本的には「一括払い」をオススメします。
学生時代でクレジットカードを利用することで、ズル賢いお金の管理方法ではなく、将来的にも役立つお金の管理方法を身に付けてくださいね!
万が一、返済ができないときの対処法
「もしお金が足りなかったら、どうすれば良い?」
「先月バイトに行けてなくて、来月の返済ができないかも(涙)」
どれだけ気をつけていても、病気や怪我など不測の事態によって、翌月の返済日にお金が足りない・・・というケースも出てくるかもしれません。
特に学生であるキミたちは、社会人とは違い、お金に余裕があるわけでも、毎月固定でお給料がもらえるわけではないですからね。
あってはいけませんが「万が一・・・」ということもあり得るはずです。
このようなときには次の2つの対処法をお伝えしておきます。
- カード会社に返済の相談をする
- 親から借りる
それぞれの対処法について、簡単に解説しますね。
カード会社に返済の相談をする
翌月の返済が厳しい場合は、すぐにでもカード会社に返済の相談をしてください。
というのも、カード会社は返済できないときの対処法をいくつか用意しているからです。
具体的には次の3つ。
- 金利手数料だけ支払って、翌月以降に返済を延ばす
- 返済方法を変更してもらう(通称「ジャンプ」)
- 返済期日を伝えて、遅延損害金を含む金額を後日支払う
このなかでも一番多いのが「返済期日を伝えて、遅延損害金を含む金額を後日支払う」という対処法です。
「遅延損害金」とは、本来の手数料を含む支払い額に上乗せして支払う金額のこと・・・ようは罰金だと考えてもらえばOK。
これは法律で定められている罰金となっており、カードを申し込む際の契約書に必ず書かれています。
この遅延損害金の利率は上限が定められており、最大20%も上乗せされてしまいます。
遅延損害金の具体的な計算方法は次の通り。
遅延損害金=借入残高×遅延損害利率×遅延日数÷365日
例えば、返済額(借入残高)が50,000円で遅延損害率20%、25日後に返済する場合、
50000円×20%×25日÷365日=410円
410円が遅延損害金となります。
もし、この50000円を8回の分割払い(金利18%)にしていたとすると、
- 年利手数料:
50,000円×18%÷365日×8回×30日=5,917円 - 毎月の返済額:
6,250円(50,000円)+739円(5,917円÷8)=6,989円 - 支払総額:
50,000円+5,917円=55,917円
つまり、25日後に7,399円(6,989円+遅延損害金410円)を支払えば良いということ。
きちんとカード会社に連絡さえすれば、わずかな罰金を支払うだけで、返済を先送りにしてもらえるんです。
返済できないからといって、カード会社からの請求を無視してはいけません。最悪の場合、裁判で訴えられることも・・・
そのため、返済が難しいとわかった時点で、すぐにカード会社に相談をしてくださいね!
みき
伊藤さん
だから、返済できなくても、ちゃんと連絡をしてきてくれるお客さんは、返す意志があると考えてくれて、きちんと対応してくれるんだよ。
親にお金を借りる
どうしても返済できない・・・でも、カード会社への返済は遅らせたくない、、、という場合は、最終手段として親にお金を借りることをオススメします。
はっきり言って、この方法が一番トラブルを起こさずに、問題を解決できる方法です。
返済遅延を起こすよりは、はるかに良い方法と言えます。
ただ、「親に余計な心配をかけたくない」「親に叱られるのは嫌だ・・・」というように、親からお金を借りるのをできるだけ避けたい方もいるはず。
その場合は、先ほどもお伝えしたように、まずはカード会社に連絡をして「1.返済遅延金だけ借りる」「2.支払い方法を分割払いや、リボ払いに変更して、翌月の支払額だけ借りる」という方法で、なんとかこの場を凌ぐこともありです。
これであれば、数万円借りるよりは、親にもお金を借りやすいのではないでしょうか?
とはいえ、親からお金を借りるのは、本当に最終手段です。
親からお金を借りにくいという気持ちはよーーーーくわかります。
以前、インタビューをした学生さんも「親にカードの返済ができないことがバレると、クレジットカードを使うな!と怒られそう。。。」と言っていました。きっと、どのご家庭も同じはず。
また親だから大丈夫と軽く考えるのではなく、親だからこそお金の貸し借りに関してはシビアになるべきでもあります。
そのため、親からお金を借りる状況になる前に、節約をしたり、自分できちんとお金の管理をしたりして、できるだけ迷惑をかけないように努力してみてくださいね。
みき
伊藤さん
でも、親に助けてもらうのが、一番リスクは少ないんだよ。
みき
キャッシングは絶対使ってはいけない!
「返済するお金が足りない・・・学生向けクレジットカードのキャッシングを使うのはあり?」
ちょっと待ってください!はっきり言って、その考えは最悪です。。。
確かに学生向けクレジットカードには、現金を借りられるキャッシングサービスを付けることもできます(キャッシングサービスの審査に通っていることが前提)。
ただ、学生さんお金に困ったからと言ってキャッシングサービスを利用することはオススメしません。
もちろん、アコムやプロミスなどの消費者金融や、学生ローンなども一緒。
キャッシングサービスを使うべきではない理由は次の通り。
- キャッシングの返済はリボ払いのため、返済期間が長くなりやすい
- 学生は収入が少なく、一括返済も難しい
- 返済期間中は、利息が発生する
- キャッシングで借りた金額は、カードの利用限度額から引かれる
- 使えるお金が増えたと勘違いして、金銭感覚が狂いやすくなる
- 「お金に困る→キャッシング」という習慣が付いてしまう
このような理由から、学生のうちはキャッシングサービスを使うことをオススメしません。
特に「お金に困ったら、キャッシングをする」という癖が付いてしまうのは、キミたちの今後の人生にも悪影響を与える可能性があります。
キャッシングをするほとんどの方は「今回だけ・・・」と考えるはず。
ただ、再びお金がピンチになると「今回だけ・・・」と考えて、何度も何度もお金を借りるようになってしまうんです。
さらに学生さんは収入がアルバイト代の方も多く、借金をすると返済できない可能性も高い!
そうなると、どんどん借金が膨らんでいき、最悪の場合、学生時代に破産することも・・・
キャッシングサービスはキミたちの生活を一時的に助けてくれるかもしれませんが、あくまでも借金であることは忘れてはいけません。常に借金を背負っている人生は嫌ですよね?
ですので、学生向けクレジットカードで支払ったお金の返済に困ったとしても「キャッシングでお金を借りて、返済に充てる・・・」ということは絶対やらないでくださいね!

みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
みき
- クレジットカードのキャッシングサービスは使うべきではない
- 「困ったら、キャッシング」という癖が付くと、人生を狂わせる!
管理人オススメの学生向けクレジットカード3選
最後にファイナンシャルプランナーのボクがキミたちにオススメしたい学生向けクレジットカードを3枚紹介します。
どれも使い勝手がよく、審査通過率も高い、学生向けクレジットカードを代表するカードばかり!
それぞれのスペックと特徴をカンタンに解説しますね。
三井住友カード デビュープラス
学生向けクレジットカード人気No.1
ポイントが常に2倍!卒業しても26歳までは使い続けられる!
SMBCグループの三井住友カードが発行しているカードで、18〜25歳までの方(高校生を除く)が手に入れることができます。
このカードは一般の三井住友カードと比べてポイントが常に2倍とポイントサービスが充実!貯めたポイントはTポイントやnanacoポイントにも交換できるのも人気の理由です。
ICチップや24時間365日の不正検知システム、各種保険など、セキュリティも高く、初めてカードを持つ学生でも安心して使えます。将来的にはゴールドカードも手に入れやすくなっており、他の学生向けクレジットカードと比べて、あらゆる面で優れている1枚です。
学生向けクレジットカード選びに悩んでいる方にイチオシのカードですよ!
オススメ度 |
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★★★★★ |
国際ブランド |
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年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
前年1回以上の利用で無料 ※利用がない場合は1,375円(税込) |
審査条件 |
満18歳~25歳までの学生の方 ※高校生は除く |
ポイント還元率 |
1.0%〜2.5% |
海外旅行傷害保険 |
− |
対応電子マネー |
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発行スピード |
最短翌営業日 |
- セブン-イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- マクドナルド
JCB CARD W
学生から39歳まで使い続けられるJCBカード
年会費は永久無料で、ポイントは常に2倍!
18歳から39歳まで使い続けることができるカードです。もちろん、学生もOK(高校生除く)!
JCB CARD Wも一般のJCBカードと比べて、ポイントが常時2倍。
さらに、JCBオリジナルシリーズパートナーになっている提携店や、Oki Dokiランド(ネットモール)を経由してネットショッピングをすると、ポイントが最大2〜20倍になり、超お得!貯めたポイントはJCBギフトカードやTポイントだけでなく、東京ディズニーリゾートのパークチケットにも交換できますよ!
ネットショッピングでの不正利用防止(ジェイセキュア)や、不正利用補償も付いているのも安心。
JCBブランドなので、海外ではなく、国内メインにカードを使いたい学生さんにオススメの1枚です。
オススメ度 |
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★★★★☆ |
国際ブランド |
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年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
無料 |
審査条件 |
高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方 ※一部、申し込めない学校があります |
ポイント還元率 |
1.0〜3.5% |
海外旅行傷害保険 |
最高2,000万円(利用付帯) |
対応電子マネー |
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発行スピード |
最短3営業日 |
- Amazon
- スターバックスコーヒー
- 新規入会&利用で入会後3ヶ月間はポイント4倍
- スマホリボ登録&利用でポイント10倍
- Apple Pay・Google Payの利用で20%還元(最大5,000円まで)!
- 家族カード同時申し込みで最大2,000円分のJCBギフトカードプレゼント
- カード入会後、お友達紹介で最大4,000円分のJCBギフトカードをプレゼント
- スマホリボ登録&利用で最大5,000円キャッシュバック
- 入会時にキャッシング枠セット&入会後のショッピング利用で500円キャッシュバック
学生専用ライフカード
海外留学・旅行に行く学生さんにイチオシ!
海外でのショッピング利用額の3%がキャッシュバック
18歳〜25歳以下の在学中の学生だけが持てる学生専用カード(高校生を除く)。年会費が永年無料なうえ、3つの国際カードブランド(VISA・JCB・MasterCard)を自由に選べます。
最大の魅力は、海外でお買い物をしたときに、利用額の3.0%がキャッシュバックされること。そのため、海外で使うときにはとってもお得!特に海外留学をする方であれば、このカードが最もお得なカードです。
他にも海外でカードを紛失・盗難にあったときにいつでも対応してくれる「LIFE DESK TOKYO」や、何かあったときに相談できる海外アシスタントサービス「LIFE DESK(日本語サービス)」も嬉しいポイント。
海外留学・旅行に行くことを計画している方は、確実にこのカードを選ぶことをオススメしますよ。
オススメ度 |
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★★★★★ |
国際ブランド |
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年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
無料 |
審査条件 |
満18歳〜25歳未満の学生の方 ※高校生は除く |
ポイント還元率 |
0.5〜5.0% |
海外旅行傷害保険 |
最高2,000万円(自動付帯) |
対応電子マネー |
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発行スピード |
最短3営業日 |
- 海外でのショッピング(3%キャッシュバック!)
※2020年9月30日(水)まで
- 特典1:新規でのカード発行で200ポイント(1,000円相当)
- 特典2:ショッピング利用で最大1,600ポイント(8,000円相当)
- 特典3:家族もしくは友達のご紹介で1,000ポイント(5,000円相当)
- 特典4:ショッピングリボのご利用で200ポイント(1,000円相当)
まとめ
このページでは学生向けクレジットカードの支払い方法について解説しました。
いかがでしたか?
学生向けクレジットカードの支払い方法で知っておいて欲しいことをまとめると、
- 学生向けクレジットカードの支払い方法は「一括・分割・リボ・ボーナス払い」がある
- 基本は一括払いをすることをオススメ!
- 分割、リボ払いは金利手数料に要注意!
- 特にリボ払いは返済期間も長くなりやすく、手数料が高くなるので気をつけること
- ボーナス払いも便利だが、支払いタイミングでお金が一気に減るので、返済タイミングを忘れずに
- どうしても返済できない場合は、カード会社に相談するか、親に助けを求めよう
- 返済が厳しくても、キャッシングは使わないように!
このように学生向けクレジットカードの支払い方法はいくつかの種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
ただし、基本は一括払いで支払いをしていくことがオススメ。
分割払いやリボ払いをすると、金利手数料がかかってしまい、お金をムダに支払うことになるため、
「どうしても今すぐに買いたい!」「今、申し込まないと・・・」というとき以外は使わないことをオススメします。
あとは、返済を滞らせてしまうようなことは絶対にすべきではありません!
返済遅延や、引き落としができないことが続くと、信用情報に傷が付いてしまい、社会人になったときに新しいクレジットカードやローンを組めなくなってしまうんです。
学生時代からクレジットカードを使うことはメリットも多いですが、大人としての責任はきちんと守ることだけは、肝に銘じておきましょうね!