このサイトを作る前に、20代の社会人を対象にアンケートを取ってみました。
「いやいや、学生向けのサイトなんだから、学生にアンケートとった方がいいんじゃないの…?」と思った学生さんもいるはず・・・。
もちろん学生さんを対象としたアンケートも取りました。
でも、キミたちのちょっと先輩にあたる20代の社会人が「学生時代に〇〇しておけばよかった…」と感じていることは、多くの学生さんの参考になるはず!
そう考えたんです。
具体的にはインターネット上で20歳から30歳までの社会人を対象に、以下3つの質問に回答していただきました。
- 学生時代にクレジットカードを持っていたか?
- そのカードは今も使っているか?
- 後輩の学生にクレジットカードについてアドバイス
回答いただいた皆さん、ありがとうございました♪
結論から先に言ってしまうと、今回のアンケート結果からわかったのは次のこと。
- 20代の社会人の半分は、学生時代にクレジットカードを作っていた
- 学生時代に作ったクレジットカードは、3分の2の人が社会人になっても使い続けている
- 社会人からのアドバイスとして、クレジットカードで気をつけるべき点は「リボ払い」「利用代金の支払い」「利用限度額」の3つ!
中でも、「リボ払い」に苦い思い出があるという人がけっこう多かったのが印象的でした。
なお、リボ払いについては以下のページで詳しく解説しているので気になる方は参考に♪

ここから社会人を対象に実施したクレジットカードに関するアンケート調査の結果を詳しく解説します。
キミたちから見て「ちょっと先輩」にあたる社会人からの回答なので、参考になる結果になっていますよ♪
男女比率はほぼ同じ!
まずはアンケートに回答してくださった皆さんの男女比率。
これは冒頭でも説明したとおり、男女ほぼ半々でした。
性別 | 人数 |
---|---|
男性 | 48人 |
女性 | 52人 |
合計 | 100人 |
厳密に言うと女性の回答者は男性よりも4人多い結果となりました。
でも、男性48人と女性52人なら半分ずつと捉えて差し支えない範囲ですね。
このように、今回のアンケートでは男女の偏りなく回答してもらうことができました。
回答者の3分の1が30歳・・・
続いて回答者の年齢。
今回のアンケートは、キミたち学生に年齢が近い社会人に回答してもらうことが目的です。
そのため回答者の年齢は20歳〜30歳に限定させていただきました。
できれば25歳までの、大学を卒業して2〜3年の社会人に回答してもらいたかったのですが、もっとも多かったのは30歳の社会人の回答。
30歳の回答者が30人ともっとも多く、年齢が低くなるにつれて回答者が減っていくという結果となりました。
年齢 | 男性 | 女性 | 計 |
---|---|---|---|
20歳 | 2人 | 1人 | 3人 |
21歳 | 0人 | 0人 | 0人 |
22歳 | 1人 | 1人 | 2人 |
23歳 | 2人 | 0人 | 2人 |
24歳 | 1人 | 5人 | 6人 |
25歳 | 3人 | 4人 | 7人 |
26歳 | 6人 | 3人 | 9人 |
27歳 | 3人 | 9人 | 12人 |
28歳 | 9人 | 4人 | 13人 |
29歳 | 6人 | 10人 | 16人 |
30歳 | 15人 | 15人 | 30人 |
合計 | 48人 | 52人 | 100人 |
30歳と言えば、大学などを卒業して社会人になってから8年ほど経った時期。
学生のキミたちとは少し年齢が離れているものの、社会人としてある程度の経験を積んだ上で回答してくれていると言えますね。
6割以上が4年制大学を卒業
「学生」と一言で言っても、いろいろな学校があります。4年制大学、大学生、短大、専門学校など。
そこで、今回のアンケートでは最終学歴を回答してもらいました。
結果、もっとも多かったのは4年制大学を卒業して社会人になった人が65人。
おそらくはこのサイトを見てくれているキミたちは4年制大学を卒業して就職を考えていると思います。
このアンケートに回答してくれた人の多くは最終学歴が4年制大学なので、そういった意味では参考になるはず!
ただ、正直失敗だったな…と感じているのは、高校卒業後に社会人になった人が20人と多かったこと。
高卒だと「学生」の経験がないので、今回のアンケートは学生経験のある人に限定すべきだったと反省しています。
アンケート回答者の最終学歴は、以下のとおりです。
最終学歴 | 男性 | 女性 | 合計 |
---|---|---|---|
4年制大学 | 33人 | 32人 | 65人 |
高等学校 | 11人 | 9人 | 20人 |
短期大学 | 0人 | 7人 | 7人 |
大学院 | 3人 | 1人 | 4人 |
専門学校 | 1人 | 2人 | 3人 |
その他 | 0人 | 1人 | 1人 |
合計 | 48人 | 52人 | 100人 |
なお、1人だけ「その他」と回答した人がいますが、この人はアンケートの回答内容を見ると中学卒業後に社会人になったのでは?と推測しています。
半数近くの人が学生時代クレジットカードを持っていた
ここからいよいよ本題!まずは「学生時代、クレジットカードを持っていましたか?」という質問です。
結論から言うと、30歳までの学生経験がある社会人の約半分は、学生時代にクレジットカードを持っていたという回答が得られました。
先ほども説明したとおり、今回のアンケートは最終学歴が高校など、「学生」経験がない人も多く回答してくれています。
ここでは、最終学歴を「高等学校」と「その他」と回答してくれた人は省いて集計しています。
具体的に言うと、学生経験がある79人の内36人、割合でいうと45.6%が学生のときにクレジットカードを持っていたという回答が得られました。
回答 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
はい | 36人 | 45.6% |
いいえ | 43人 | 54.4% |
合計 | 79人 | 100.0% |
45.6%というと厳密には半分より少ないものの、これは「半分」といってしまっていい結果ではないでしょうか?
学生クレジットカードは6割の人が使い続けている
そして、学生時代に手に入れたクレジットカードは、社会人になった後はどうしているのか?
合わせて回答してもらいました。
クレジットカードは電話1本で簡単に解約できます(もちろん無料)。
そのため、学生時代は必要だと思って申し込んだクレジットカードは、学生の間もしくは社会人になってから解約しているのか? それともずっと使い続けているのか? 気になるところです。
結論として、学生のときに手に入れたクレジットカードは約6割が社会人になってからも使い続けていることがわかりました。
先ほどの質問で「学生時代にクレジットカードを持っていた」と回答してくれた36人の内、22人が「今も使っている」と回答してくれました。
回答 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
はい | 22人 | 61.1人 |
いいえ | 14人 | 38.9人 |
合計 | 36人 | 100.0% |
36人中22人ということは、正確には61.1%。つまり、学生の間に手に入れたクレジットカードは、6割の人が社会人になっても使い続けることがわかります。
先輩からのアドバイス1位はリボ払いに注意!
そして最後に、社会人の皆さんから学生のキミたちへのアドバイスを回答してもらいました。
学生時代から現在までクレジットカードを使っていれば、クレジットカードで失敗した苦手思い出があるはず。
その経験を踏まえてどんなことに気をつければいいのか?教えてもらったというわけです。
いろいろな声が集まったものの、回答は次の3つのみにキレイに分類することができました。
- リボ払い
- 利用代金が支払えない
- 利用限度額が足りない
もっとも多く見られたのは「リボ払い」での失敗。
リボ払いはこのページの冒頭でも説明しましたが、カード利用金額に関わらず毎月の支払い金額を一定にできるという支払い方法。
一見便利なのですが、高額な金利手数料がかかってしまうのが大きなデメリット・・・。
しかもカード利用金額と支払金額が毎月ちがうので、カードでどれだけお買い物をしたのか?把握しづらいのも怖いところです。
また、カードでお買い物した代金を支払えなくなってしまったり、利用限度額のせいでカードが使えず困ったという意見もありました。
ここから、そういった先輩からのアドバイスの中で、特に参考になりそうなものを掲載させていただきます。
リボ払いの金利手数料が高い
リボ払いに関して多かったのは、金利手数料が高いので利用残高がなかなか減らないという悪循環に陥ったという苦い思い出。
中には、最終的に支払いが厳しくなり、親に立て替えてもらったという人も・・・。
そのため、リボ払いはできるだけ使わないに越したことはありません。
もし利用するとしても、必要最小限の金額で1日でも早く返済すること強くオススメしたいですね。
以下、実際にアンケートが回答してもらった内容になります。
(24歳女性・フリーター・高卒)
足りなかった家賃や食費や光熱費などはクレジットカードを使いましたが、金利が年間で17%くらいでしたので完済するまで1年以上かかりキツかったです。
(28歳男性・会社員・4年制大学卒)
(29歳女性・自営業・4年制大学卒)
(30歳女性・自営業・4年制大学卒)
(29歳女性・会社員・4年制大学卒)
(24歳女性・フリーター・高卒)
(29歳男性・会社員・高卒)
カード利用代金が払えない
続いて多かったのは、カードでお買い物した代金を支払期日に支払えないというもの。
カードの利用代金は、毎月指定された日に自動的に口座から引き落とされます。
そのとき口座にお金がなければ「滞納」になってしまうので、毎月の支払金額の把握と口座残高の管理が重要です。
実際に回答があった内容は、以下のとおり。
(29歳女性・会社員・4年制大学卒)
(30歳女性・会社員・大学院卒)
その時は貯蓄用口座から動かして事なきを得たがカードの引き落とし日には注意が必要だと実感した。
(30歳女性・会社員・4年制大学卒)
カード利用代金の支払日よりもアルバイト代の振り込みが後の場合だと、利用代金が支払えない可能性が高くなりますよね・・・。
カード会社によっては利用代金の支払日をアルバイト代などの都合に合わせて自分で選択できるものもあります。
アルバイト代などの入金があった直後にカード利用代金の引き落としがあれば、利用代金が支払えない危険性は少なくなりますよ♪
利用限度額の関係でカードが使えない
最後に、クレジットカードの利用限度額について。
クレジットカードには利用限度額というものがあり、一定の金額(申込時の審査でカード会社が決定)以上はカードでお買い物ができない仕組みになってしまいます。
この利用限度額のおかげで無駄遣いを避けることができるというメリットがある反面、本当に必要であっても高額な支払いには使えず不便なことも多々あります・・・。
実際に回答があったのは、以下のような内容。
(30歳女性・会社員・4年制大学卒)
利用限度額はカード会社が決めるもの。そのため、自分ではどうすることもできません。
もしも「利用限度額が少なくて不安・・・」と感じるなら、複数のクレジットカードを持つという選択肢があります。
クレジットカードの利用限度額はカードごとに設定されるので、複数のカードを持つことによりトータルで利用できる金額が増えるというメリットが。
学生であっても2枚以上のクレジットカードを持つことは可能ですからね。
ただし、複数のカードを持つことにより利用代金や支払日の管理も複雑になることは覚えておきましょう。
「持たない方が良い」という意見はゼロ
ここまで、社会人を対象に行ったアンケート結果の内容を、詳しく解説しました。
特に先輩からのアドバイスは、リボ払いや利用代金が支払えないなど、ネガティブな意見が目立つ結果となりました。
この結果を見て、もしかしたら「学生はクレジットカードを持たない方がいいの・・・?」と不安になる学生さんもいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、社会人の皆さんからは「学生のときにクレジットカードを持たなければよかった」という声は1件もありませんでした。
また、ここでアドバイスの内容を紹介させていただいた皆さんも、クレジットカードの使い方で失敗したと感じていて、カードそのものが悪いとは感じていないことがわかります。
このページで紹介したアンケート結果をまとめると、クレジットカードはリボ払いや利用代金の支払日、利用限度額に気をつけて活用すべきだという穴面になりますね。