みき
伊藤さん
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伊藤さん
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伊藤さん
「学生向けクレジットカードって不正利用されないの?」
「万が一、不正利用されたら、どうすれば良いんだろう?」
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの伊藤です。
クレジットカードを利用するときに気になるのが「不正利用されないか?」ということではないでしょうか。
実際、ボクが学生時代にクレジットカードをずっと作っていなかった理由として「クレジットカードは胡散臭い」「不正利用される危険がある」という不安があったからです。
ただ、クレジットカードが不正利用される可能性は、ほぼありません。
安心してください。
・・・とは言いつつも、クレジットカードに備わっているセキュリティ対策や、不正利用されないための自己防衛(セルフディフェンス)の方法を知らなければ、悪用される可能性が高まるのも事実。
このページでは学生向けクレジットカードの不正利用と、被害に遭わないための対処法を解説しますね!
学生向けクレジットカードが不正利用されることは、ほぼない!
これまでクレジットカードを持ったことがない方にとっては「知らないうちに、誰かに使われないのかな?」と心配になりますよね。
確かに、学生向けクレジットカードを含むクレジットカードが不正利用される可能性はゼロではありません。
ただ、キミたちが心配するほど、不正利用の被害に遭うことはないんです!(悪いイメージが先行するのは、ニュースなどでは被害だけで、補償についての話がないことが原因だと思いますけどね・・・)
クレジットカードの情報を管理している「日本クレジットカード協会」は、2019年のカード利用額と不正利用の被害額を次のように発表しています。
- 2019年の信用供与額(カード決済額):73.4兆円
- 2019年のカード被害額(不正利用額):273.8億円
- 被害割合:0.0373%
このようにカード利用額に対して、0.0373%しか不正利用されていないことがわかります。
みき
さらに被害額の273.8億円というのも、カード利用者がまるっと損をした金額というわけでもありません。
この金額のなかには、カード会社が補償してくれている金額も含まれているからです。
あるクレジットカード比較サイトが行ったアンケートによると不正利用で被害額を負担した(=不正利用補償を受けられなかった)人は、2.0%(50人に1人)であったという結果が報告させていました。
この割合をカード被害額に当てはめてみると、、、
235.4億円×2.0%=5.48億円
というのが、カード利用者が被害に遭った金額ということになります。
カード利用額全体で考えると、0.0007%(5.48億円÷73.4兆円)が、不正利用によってカード利用者が損をした割合というわけです。
うん、、、数字が多くて難しいですよね?
ようは、キミたちが不正利用によって損をする可能性は限りなくゼロに等しいということを、なんとなくわかってもらえたらOKです!(笑)
実際に、ボクも10年以上クレジットカードを利用していますが、これまでに不正利用の被害に遭ったことは一度もありません。
ですので、学生向けクレジットカードを利用しても、キミたちが不正利用の被害に遭うことはほぼないと考えてもらって大丈夫ですよ♪
みき
伊藤さん
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- 不正利用される可能性は、ほぼゼロに等しい
- 不正利用に遭う割合は0.0373%しかいない
- カード利用者が損をした金額は、カード利用額の0.0007%
不正利用をされてもカード会社が補償してくれるので安心!
クレジットカードが不正利用される可能性は、ほぼゼロに等しいです。
が・・・ゼロではないことも事実。
そう考えると、カードを利用することが心配になる方もいるはず。
ただ、クレジットカードには「不正利用補償」が付いているため、キミたちが損をする可能性はかなり低いんです!
この補償が付いているからこそ、万が一、クレジットカードを不正利用さても、キミたちが損をすることはありません。
ただし、この不正利用補償は条件を満たしていなければ、補償をしてもらえないこともあるんです。。。
ここから不正利用補償についての基本的な情報を解説しますね♪
補償してもらえる金額はカードごとで異なるの?
まず、不正利用補償は、すべてのクレジットカードで利用できます。
これは学生向けクレジットカードも同じ。
そして、どのクレジットカードでも不正利用の被害額を全額補償してもらえるんです!
具体的にカード会社の公式ホームページには以下のように記載されています。
三井住友カード デビュープラス
カードが不正利用された場合も、特別なケース以外は届出日の60日前からその損害を補償します。
引用元:三井住友カード よくある質問
MUFGイニシャルカード
盗難・紛失にあった場合は、すぐに当社への連絡と最寄りの警察署(海外の場合、現地最寄り警察署)への届け出をお願いいたします。ただちにカードの機能をお止めし、カードの再発行(カードのお届けまで、約1週間~10日程度)を承ります。
また、国内はもちろん、海外での盗難・紛失によるショッピングの不正利用分を、お届け日から60日前にさかのぼり補てんいたしますのでご安心ください。引用元:MUFG よくあるご質問
このように不正利用の被害額を補償してくれることが明記されています。
ですので「不正利用された金額も支払うことになるの?」「信じられないほどの金額を請求されたら、どうしよう・・・」などと心配する必要はありません。安心してくださいね。
不正利用補償が下りない4つのケース
クレジットカードの不正利用があった場合、基本的には被害額は全額補償をしてもらえます。
ただし、場合によっては補償してもらえないケースもあるので要注意!
具体的には次の4つです。
- カードの管理に問題があった場合
カード裏面に署名がなかったり、家族や友人などに貸して不正利用されたりした場合など、カードの管理に問題があるときは補償されません。また暗証番号が安易なもの(生年月日や車のナンバーなど)でも補償してもらえないことがあります。 - 届け出に虚偽があった場合
不正利用があった日付や時間、被害額などの情報に虚偽があった場合は補償されません。最悪の場合、詐欺罪として逆に訴えられることも・・・。 - 補償期間が過ぎてしまった場合
カード会社に申告した日から計算して、60日(もしくは申告日を含む61日前)を過ぎると補償してもらえず、支払いの義務が生じます。 - カード会社や警察の調査に協力しない場合
警察からの事情聴取や、カード会社のヒアリングに協力をしなかったり、必要書類を提出しなかったりすると、補償してもらえません。
このような場合には、不正利用の被害額を補償してもらえません。
ただし、どの内容も補償してもらうには当たり前のことばかり!
基本的なルールさえ守っていれば、カード会社に不正利用の被害額を補償してもらえます。
ですので、自ら補償してもらえないような行為だけはしないように気をつけてくださいね♪
みき
伊藤さん
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- クレジットカードには不正利用補償が付いている
- 不正利用補償によって、被害額は全額補償してもらえる
- ただし!場合によっては補償されないこともあるので要注意!
- 当たり前のルールを守れば、不正利用補償は利用できる
不正利用の代表的な2つの手口
ここで不正利用を防ぐためにも、どのような手口で不正利用が行われるかを解説しておきます。
具体的な手口は大きく次の2つ。
- カード番号・パスワードの盗み取りによる不正利用
- 紛失カードを拾った第三者による不正利用
このような手口によって、クレジットカードは不正利用されてしまいます。
特に気をつけなければいけないのが「カード番号・パスワードの盗み取りによる不正利用」です。
みき
では、どのような方法でカード番号やパスワードが盗み取られてしまうのか?
具体的には次の4つの犯罪に気を付ける必要があります。
- フィッシング詐欺
- スキミング詐欺
- ネットショッピング詐欺
- スパイウェアによるネット詐欺
それぞれの犯罪手口をわかりやすく解説しますね。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、クレジットカード番号や個人情報を盗み取る犯罪のこと。
銀行や証券会社などの金融機関、Amazonや楽天市場などの大手ショッピングサイトからのメールを装い、偽サイトにアクセスさせてクレジットカード番号や個人情報を盗み取る犯罪です。
メールを餌に見立てて、ユーザーの個人情報やクレジットカード番号を抜き取ることから、釣り(=フィッシング)にかけて名付けられています(正式には「phishing」という造語です)。
みき
フィッシング詐欺の手口は以下の通り。
- 金融機関やネットショップなどを装った嘘のメールが届く
- メールに記載されているURLを誤ってアクセスしてしまう
- アクセスした先でカード番号やセキュリティコードなどの入力が求められる
- 不正に盗み取った情報をもとに、あなたを装い悪用される
このような手口によって、あなたのカード番号などの情報を盗み取るんです。
そうなると「どうしてメールアドレスがバレるんだ?」と思うかもしれません。
確かにそうなんですが、、、メールアドレスは私たちの知らないところから流出したり、英語と数字を自動的に組み合わせるシステムなどで生成されたりと、何かしらの方法で犯罪組織が手に入れてしまいます。。。
そのため、フィッシング詐欺のメールを受信することを防ぐのはムリゲーです。
だからこそ、フィッシング詐欺に遭わないためには、怪しいメールやURLをクリックしないことが一番の対処法となります。
あなたが希望しない限りは、カード会社から登録した情報やパスワードの変更を求めるメールは届きません。
また、突然送られてきたメールで、本人確認のためにカード番号やセキュリティコードなどを聞いてくることもありえないんです。
そのようなメールはほぼ100%フィッシング詐欺へと誘導するものだと考えることが大事!
本物と見分けが付かないようであれば、カード会社などに直接電話をして、本当にメールを送ってきたかを確認するようにしてくださいね。
スキミング詐欺
スキミング詐欺とは、お店(実店舗)でカード決済をするときに、特殊な機械を利用してカード情報を盗み取る手口のこと。
通常、お店でカード決済をするときには、レジの横に付いているカード決済端末でカード情報を読み取ります。
ただし!店員が以下の行動を取ろうとしたときには要注意!
- レジ横の決済端末を利用しない
- 別室にカードを持って行こうとした
- 2台の端末で決済処理をしようとした
- サインとは別にセキュリティコードの入力を求めてきた
店員がこのような不審な行動を取るのは、明らかに怪しい・・・。
すぐにでもクレジットカードを返してもらって、現金での支払いに切り替えるか、このお店でお買い物をしないのがオススメです。
伊藤さん
また、最近ではスキミング詐欺の対策として「非接触型決済方式」のクレジットカードもたくさん発行されています。
三井住友カード「Visaのタッチ決済(非接触決済)」より
非接触型決済方法というのは、電子マネーのように専用端末にカードを触れさせるだけで決済できるシステムのこと。
VISAには「タッチ決済」、JCBには「JCB Contactless」、MasterCardには「MasterCardコンタクトレス」、AmericanExpressには「American Express Contactless」といったシステムが備わっています。
このシステムを利用することで、店員さんにカードを渡さなくても、自分で専用端末にカードを触れさせるだけで決済ができ、スキミング詐欺に遭うことを防げるんですよ♪
ネットショッピング詐欺
ネットショッピング詐欺とは、偽のショッピングサイトにアクセスさせ、購入画面でクレジットカード番号やセキュリティコードをを盗み取る犯罪のこと。
フィッシング詐欺のようにネットショップを装ってメールを送ったり、SNSのタイムラインや掲示板から、本物そっくりのネットショップに誘導させるので、パッと見た感じでは犯罪に遭っていることに気づきにくいんです・・・。
ネットショッピング詐欺に遭わないようにするためにも、怪しいメールやサイトにアクセスをしないことが大事。
また、個人情報やカード情報の入力画面のURLが「https://」になっていることも確認をしてください。
この「http」のあとに「s」が付いているかによっても、本物のサイトであるかを見抜くことができますよ(大手のショッピングサイトでは必ず情報入力画面のURLは「https://」となっています)。
ちなみに、最近では「ネットショッピング認証サービス(Visa SecureやMastercard® SecureCode™など)」を装ったサイトに誘導して、カード情報やパスワードを不正に入手する手口もあります。
ネットショッピング認証サービスとは、本来、ネットショッピング詐欺に遭わないようにカード会社が用意しているセキュリティ対策なんですが、これを装っているサイトもあるそうです・・・。
みき
そのため、三井住友カードでは以下の点に気をつけることを注意しています。
- 「弊社ブランドロゴ」が表示されているかご確認ください。
- 「パーソナルメッセージ」がVpassにご登録いただいたハンドルネームかご確認ください。
- VpassのIDを入力いただくことはございませんのでご注意ください。
参照元:https://www.smbc-card.com/mem/service/sec/phishing01.jsp
このようにネットショップ詐欺の手口も、かなり巧妙になっているため、聞いたこともないネットショップでお買い物をするときには、くれぐれも騙されないように気をつけてくださいね!
スパイウェアによるネット詐欺
パソコンやスマホを利用する方は「スパイウェアによるネット詐欺」にも気をつけてください。
この犯罪は、パソコンやスマホのブラウザやメールソフトのセキュリティ上の欠陥を突いて、不正に情報を盗み取る犯罪です。
参考サイト:「トレンドマイクロセキュリティブログ」
具体的には以下のような手口があります。
- フリーソフトなどを通じて不正なプログラムを密かにインストールさせ、ホームページの接続先や入力情報を盗み取る
- 不正プログラムによって、パソコンを遠隔操作して、パソコンに登録されている情報を抜き取る
- ホームページの閲覧中に偽のエラーメッセージを表示させ、偽のセキュリティソフトなどをダウンロードさせて、そこから情報を抜き取るorセキュリティソフトの名目で代金を請求してくる
このようにあなたのパソコンにスパイのように怪しいプログラム・ソフトを忍び込ませて、情報を抜き取るのです。
ちなみに、男子学生だとエロサイトを見ている途中に、エラーメッセージが表示されてテンパった経験が一度くらいあるのでは?(苦笑)
伊藤さん
このスパイウェアによるネット詐欺の被害を防ぐには、
- パソコンやスマホのブラウザ・メールソフトのアップデートを行う
- 信頼できるセキュリティソフトをインストールしておく
- 信頼できないフリーソフトをダウンロードしない
- エラーメッセージが表示されても、画面の誘導に従わず、すぐにページを閉じる
- 怪しいURLをクリックしない
このようなことに気をつけることで、スパイウェアによるネット詐欺を防げますよ!
以上の4つの犯罪に遭ってしまうと、カード情報(カード番号・パスワード)が盗み取られやすいです。
そのため、怪しいメールやホームページに触れない、プログラムやフリーソフトをダウンロードしない、カードを簡単に渡さないなど犯罪に巻き込まれないように気をつけてくださいね!
みき
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みき
- カードの不正利用は、情報を盗み取る犯罪によって起こりやすい
- 怪しいメールやホームページには触れない!
- カード情報の入力画面では「http://」か「https://」かを見極める
- フリーソフトやプログラムをインストールするのも避けるべき
- 何か違和感を感じたら、すぐにカード会社に連絡を!
不正利用被害はどうやって知る?
「でも、不正利用ってどうやって気づけば良いの?」
「知らないうちに不正利用されていないか心配・・・」
では、学生向けクレジットカードが不正利用されたことを、どうやって気づけるのか?
不正利用に気づくには次の3つがあります。
- カードの利用明細を見る
- カード会社から連絡がくる
- 頼んでもいない商品が届く
それぞれを簡単に解説しますね。
カードの利用明細を見る
不正利用にを知るきっかけとして最も多いのが「カードの利用明細」で気付くパターンです。
カードの利用明細は以下の方法で確認できます。
- カード会社のマイページ内で確認する
- カード会社から利用明細が紙で送られてくる
- メールで利用明細が送られてくる
- 家計管理アプリ・ソフトを利用する
という3つの方法で確認できるんです。
例えば、ボクの使っているANAアメックスは、マイページ上で次のような利用明細を確認することができます。
このように「いつ・どこで・いくら使ったのか?」を、随時チェックすることができるんですよ!
伊藤さん
また、カード会社によっては決済をするたびに、メールで利用通知を送ってくれるカードもあります。
特に学生さんから人気の高い「三井住友カード デビュープラス」のご利用通知サービスは、カード利用後、リアルタイムに利用通知が届くんです!
他のクレジットカードにも同じようなサービスはありますが、ほとんどのカードは利用通知が届くまで1〜2日ほど時間がかかってしまいます。
私が利用している「楽天カード」もメールが翌日に届けられました。
そのため、三井住友カード デビュープラスのリアルタイムでメールが届くというのは、かなり凄いです!
リアルタイムでメールが届いたら、すぐに不正利用に気づくことができますからね♪
これなら、初めてのクレジットカードでセキュリティに不安がある方でも安心です!
他にも「Money Foward ME(マネーフォワード ミー)」などの資産管理・家計管理ができるアプリを利用することで、カードの利用履歴を随時チェックすることもできます。
このような家計管理アプリを利用することで、すぐに不正利用されたことを気づけるだけでなく、お金の管理もしやすいのでオススメですよ♪
みき
カード会社から連絡がくる
自分でカードの不正利用に気づけなくても、カード会社が不正利用に気づいたときには、電話で連絡をしてもらえます。
これは不正利用があった時だけでなく、不正利用の可能性が高い決済があったときにも連絡をもらえるようになっているんですよ!
具体的には以下のようなケースで連絡がきます。
- 普段とは全然違う場所でカード決済があった
- 普段と比べて、明らかに高額な決済をされた
- 怪しいサイト(エロ動画サイトなど)で決済があった
このようなことが起こると、決済が完了する前に、カード会社から連絡が来るんです。
みき
ちなみに、最近ボクの好きなプロレスラーも次のようなツイートをしていました。
このようにカード会社の連絡で不正利用に気づくこともできるんです。
ちなみに、普段のカード決済額と比べて、明らかに高額な支払いがあったときにも、カード会社は連絡を入れるルールになっています。
例えば、テレビや冷蔵庫などの電化製品など数万円〜数十万円のお買い物をしたときなどですね。
これは不正利用された時だけでなく、あなたが普通に高額なお買い物をした場合でも、念のための意味も込めて、連絡が入るようになっていますよ。
このようにカード会社も、カードの決済を常にチェックすることで、不正利用を未然に防ごうとしてくれているんですよ!
頼んでもいない商品が届く
ごく稀に、頼んでもいない商品が自宅に届いて気づくケースもあります。
みき
これは不正利用した犯罪者が、商品の届け先を自分の希望するところに指定できなかったときに起こるそうです(つまり、カードの不正利用に失敗したということ)。
もし、頼んでもいない商品が届いた場合には、次の流れで対処してください。
- 届いた商品は使用しない
商品は使用せず、梱包などもできるだけそのままの状態で保存しておく - カードの利用明細を確認
いつ商品を購入されたのかを確認する - 発送元の会社に電話
発送した会社が本当にあるのか、発送先の間違いではないかを確認 - (不正利用だった場合)カード会社に連絡
カード会社に不正利用があった旨を伝えて、対処法を相談する - 商品を返品する
発送元に商品を送り返す - カード会社が被害額の補償 or 決済の取り消しを行う
不正利用補償の手続きが完了次第、被害額の補償or決済の取り消しが行われる
このような流れで手続きをすれば大丈夫です。
ただし、届いた商品をそのまま利用してしまうと、支払い義務が生じてしまうので、不正利用によって届いた商品は利用したり、雑に扱ったりしないように気をつけてくださいね。
- 不正利用を防ぐには、細かくカードの利用明細をチェックすることが大事
- 1週間で1度は利用明細のチェックを
- 不正利用があるとカード会社から連絡がくることもある
- マネーフォワード ミーなどの家計簿アプリを利用するのもオススメ!
不正利用が起きた場合の対処法の流れ
「不正利用されたときには、どう対処すれば良いの?」
「不正利用補償を利用する方法を教えて」
万が一、あなたのクレジットカードが不正利用された場合には、どのように対処すると良いのか?
具体的には以下の流れて手続きを行ってください。
- 本当に不正利用なのかを確認
- カード会社と警察に連絡をする
- 不正利用補償&カード再発行の手続きをする
このような流れで不正利用補償までの手続きができるんです。
それぞれの手続きを簡単に解説しますね!
本当に不正利用なのかを確認しよう
クレジットカードの不正利用に気づいた場合、まずは「本当に不正利用なのか?」を確認するようにしてください。
「不正利用だーーー!」と騒いだ結果、実は勘違いだったということになると、恥ずかしいですからね(笑)
みき
そこで本当に不正利用かを調べるために、次の3つを確認してください。
- 利用日付
- 引落とし名義
- 家族が利用していないか?
まず「利用日付」は、不正利用された日のことを指します。
その日のことを思い返して、本当にカードを使っていないかを思い出してください(ネットショッピングでの不正利用の場合は、パソコンの履歴などを見るのもあり)。
次に「引き落とし名義」とは、カード決済をした会社やお店の名前です。
ショップ名がそのまま引き落とし名になっている場合もありますが、ショップ名と全く違う会社名になっていれば、その会社のホームページなどにログインして、購入した商品がないかを確認してください。
例えば、クレジットカードで人気ゲームアプリの課金をした場合、ゲーム名やゲーム会社の名義ではなく、「Google〇〇(ゲーム会社名)」と表記されることが多々あります。
参考として以下の画像を見てください。
これは楽天カードの明細ですが、上から海外のゲームアプリ、パズドラ、漫画アプリですが、利用先は「GOOGLE*配信元会社名」で表記されていますよね?
このように利用したサービス名ではなく、請求先の会社名で明細に記載されることもあるので要注意ですよ!
最後に、ご家族があなたのカードを利用していないかも確認してください。
特にご家族と同居している場合、家族の誰かがキミたちに黙って、カードを利用した可能性もゼロではないですからね。。。
伊藤さん
そして、不正利用かどうかを確認するためにも、クレジットカードの利用控えは残しておくべきです。
例えば、お店でカード払いをした場合、次のようなカード利用の控えがもらえます。
このようなカード利用の控えは、不正利用された時の証拠書類としても有効になるんです。
また、ネットショップやインターネットサービスを利用した場合には、以下のような利用明細のメールが届きます。
このようなメールで送られてくる利用明細も捨てずに、きちんとフォルダ分けなどをして管理しておくと、不正利用かどうかを確認するときに役立ちますよ!
不正利用を確信したら「カード会社→警察」の順番で連絡を
不正利用であることが確信できたら、カード会社に電話で連絡をしてください。
これはカードの利用停止と、不正利用補償の手続きをするためです。
カード会社へ連絡をしないと、他の場所でも不正利用されてしまう可能性があります。ですので、すぐにでもカード会社に連絡をしてくださいね。
伊藤さん
なお、不正利用により被害が発生している(=不正利用のお金を支払っている)場合は、カード会社から「警察署か交番へ行って、被害届を出してください」と伝えられます。
これは不正利用補償をしてもらうのに、被害届の手続きをした発行される「証明書」が必要となるからです。
ちなみに、被害届は電話では受け付けておらず、最寄りの警察署や交番まで行かなければいけないので要注意!
警察から証明書を発行してもらったら、再びカード会社に連絡をして、不正利用補償の手続きを進めてくださいね。
カード会社に不正利用補償の申込み
最後に、カード会社に対して、不正利用補償の手続きをしてください。
このときに警察から発行された証明書を、カード会社に郵送する必要があります。
カード会社に証明書が届くと、不正利用補償の手続きが行われ、あなたの銀行口座宛に不正利用で支払った金額を返金してもらえますよ。
以上の流れが、学生向けクレジットカードで不正利用されたときの対処法です。
カード会社によって、細かいルールが異なりますが、基本的にはこの3つの手続きをすることを知っておいてくださいね。
- 不正利用であることを必ず確認すること
- 不正利用であることが確定したら、すぐにカード会社に連絡を
- 不正利用補償をしてもらうには、警察に被害届を出す必要がある
不正利用されないための4つの対策
学生向けクレジットカードは不正利用されることもありませんし、万が一のときでも被害額は補償してもらえます。
ただし、キミたちがクレジットカードに付いているセキュリティ対策を活かすことができなければ、不正利用される可能性は高くなってしまうんです。
そこで学生向けクレジットカードを手に入れたら、以下に紹介するセキュリティ対策を行うようにしてください。
具体的には次の4つです。
- カード裏面に必ず署名をする
- 暗証番号は予測しづらいものを
- 二段階認証の設定をする
- バーチャルカード
それぞれを簡単に解説しますね♪
カード裏面に必ず署名をする
クレジットカードが手元に届いたら、必ずカード裏面に署名をしてください。
実は・・・カード裏面に署名があることで、不正利用される可能性がグッと下がります。
というのも、カード裏面の書面は、カード紛失時の第三者による不正利用を防いでくれるんです。
通常、お店でカード決済をするときには、必ずサインを求められます。
このときに、お店で書くサインの筆跡が、カード裏面の署名と異なっていると、店員さんが「あれ?カード裏面のサインと違うな・・・」と気づいて、カード決済を断ることがあるんです。
お店としても、不正利用を手助けするようなことはしたくありませんからね。
かなりアナログなセキュリティ対策ですが、かなり効果的!
みき
また、不正利用されたときに、カード裏面に署名がないと不正利用補償をしてもらえません。
実際に三井住友カードのホームページには以下のように書かれています。
このように不正利用補償をしてもらうためにも、カード裏面への署名は超重要!!
クレジットカードが手元に届いたら、最優先に署名を書いてくださいね♪
暗証番号は予測しづらいものを設定しよう
学生向けクレジットカードを手に入れるときには、4桁の暗証番号を設定することになります。
このときに、暗証番号は第三者が予測しづらいものを設定してください。
例えば、連続した数字(1111・3333など)や、誕生日、スマホの電話番号の一部など、他人が予測しやすい暗証番号を設定すると、簡単に不正利用されてしまうんです。
特にクレジットカードを盗まれた場合に、暗証番号がすぐにわかるものだと、簡単に不正利用されてしまいます。
また、暗証番号を誕生日や車のナンバーなど、身近な人がわかりそうなものに設定していると、不正利用補償をしてもらえない可能性があるので要注意!
身近な人を含めて、第三者がわからないような、できるだけ独立した数字を設定してくださいね♪
二段階認証の設定をする
学生向けクレジットカードのセキュリティを高めるために「二段階認証」の設定をしてください。
二段階認証とは、ネットショッピングをするときに利用できるセキュリティ対策のこと。
通常、ネットショッピングをするときにはクレジットカードとセキュリティコードと呼ばれる3〜4桁の数字を入力することで、カード決済をすることができます。
・・・とは言え、これではカードを落としたり、盗まれたりしたときに不正利用される危険が(涙)
このようなときに二段階認証を設定しておくと、ネットショッピングをするときにあなたが設定したパスワード(orワンタイムパスワード)を入力しなければ、カード決済ができないようになるんですよ♪
みき
ちなみに、この二段階認証はカードを手に入れたときには設定されていません。
つまり、キミたちの手でカード会社のホームページから設定する必要があることを知っておいてください。
多少の手間はかかってしまいますが、カードを落としたり、盗まれたりしたときのセキュリティを大幅にアップすることができるので、必ず設定することをオススメしますよ!
バーチャルカードを発行する
インターネット上でカード決済をするときに最強のセキュリティ対策が「バーチャルカード」です。
バーチャルカードとは、インターネット上で発行できる一回限り有効なクレジットカードのこと。
このバーチャルカードを発行してもらうことで、万が一、フィッシング詐欺などでカード番号が流出したとしても、すでに一回使用したカードの番号であるため、決済が無効になるんです。
ただし、バーチャルカードでは、利用限度額が30,000円程度と決まっているので、若干使い勝手は悪いです。
学生向けクレジットカードに紐づけされたバーチャルカードが発行できるカード会社の例を挙げると、「エポスバーチャルカード」や「楽天バーチャルプリペイドカード」があります。
それぞれ、カードの性能などが異なり、エポスバーチャルカードは本体カードの影武者的役割を持つのに対して、楽天バーチャルカードは、プリペイド式(引き落としは本体カードから)で上限が30,000円に設定されています。
ちなみに両方ともクレジットカードを発行していなければ作れないカードです。
利用用途などに合わせて使い分けしても良いですね。
以上、紹介した4つのセキュリティ対策をすることで、不正利用を防ぎやすくなります。
特に「カード裏面の署名」「複雑な暗証番号」「二段階認証の設定」というのは、誰でも簡単にできるセキュリティ対策であると同時に、とっても効果的なセキュリティ対策です。
自分でできるセキュリティ対策をしっかりやることで、少しでも不正利用されてしまう可能性を低くしてくださいね!
みき
- カード裏面の書面は必須!不正利用補償にも関係する
- ネットショッピングをする方は二段階認証の設定を忘れずに
- セルフディフェンスを高めることで、不正利用を防ごう!
まとめ
このページでは学生向けクレジットカードの不正利用の種類と対策・補償について解説しました。いかがでしたか?
このページでお伝えしたことをおさらいすると、、、
- 学生向けクレジットカードが不正利用されることは、ほぼゼロに等しい!
- 不正利用されたとしても、基本的には全額補償してもらえる
- カード情報が盗まれる様々な犯罪があるので要注意!
- 不正利用に気付いたら、すぐにカード会社と警察に連絡を
- カード裏面の署名や二段階認証などのセキュリティ対策も忘れずに
最初にも解説しましたが、学生向けクレジットカードが不正利用される可能性は、ほぼゼロです。
また、不正利用されたとしても、基本的にはカード会社が全額補償してくれるため、そこまで心配する必要はありません。
ただし、、、いくら不正利用の可能性が低い・全額補償をしてくれるからといっても、セキュリティ対策をサボって良いわけではありません。
きちんとセキュリティ対策をすることで、より安心・安全にカードを使うことができますからね♪
不正利用を防ぐための知識を身に付けたうえで、学生向けクレジットカードを利用してくださいね(^ ^)
みき
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