こんにちは。ファイナンシャルプランナーの伊藤です。
最近話題になっている「学生向けクレジットカード」。
これは学生さんでも手に入れられるクレジットカードのことです。
ボクも学生時代はクレジットカードのクの字も知らない現金主義者だったのですが、社会人になってから、クレジットカードのお得さ・便利さをまざまざと実感しました。
と同時に「若いうちからクレジットカードを使っておけばよかった」と、今更ながら後悔しています。。。
おや?知り合いの大学1年生みきちゃんがクレジットカードで悩んでいるようですよ?
でも、クレジットカードがあれば、色々便利だって聞くし…
最近は学生でも作れるクレジットカードがあるっていう話を友達から聞いたけど、どんなカードなんだろ?
みき
伊藤さん
最近「学生向けクレジットカード」が気になるんです。
クレジットカードっぽいのは雰囲気で分かるんですが、学生ってことは学生用のクレジットカードということですか?
みき
伊藤さん
みき
伊藤さん
それに、学生時代にクレジットカードで結構苦労したから、みきちゃんの悩みが他人事とは思えないんだよね。ぜひ、レクチャーさせてくれないかい?
私も同級生とかに聞くのも違うかな・・・と思ってたので、ぜひお願いします!
みき
伊藤さん
みき
学生向けクレジットカードとは何なのか?
学生向けクレジットカードとは、簡単に言えば「18歳以上の学生(大学生・専門学生など)が持つことができるクレジットカード」のことを言います。
クレジットカードは、その名の通り「Credit(=後払い)+Card(カード)」という意味。
クレジットカードで支払った金額は、後日まとめて精算する仕組みになっており、手元に現金がなくてもカードによって決済することができます(詳しくは後述)。
とはいえ「学生向けクレジットカード」にも大きく2つのタイプがあります。
具体的には次の通り。
- 学生(大学生・専門学生など)しか持つことができないカード
- 学生でなくても持てるが、学生時代には優待サービスがあるカード
どちらのタイプも、学生だからこその特典・サービスが盛りだくさんのカードになっています。
例えば、学生のうちは年会費が無料になったり、カードの利用で貯まるポイントが倍増されたりなど、様々なメリットがあるんです。
また、学生に限らず、社会人でも持つことができるクレジットカード(一般カード)も、キミたちがクレジットカードを選ぶときの候補に入ってきます。
当サイトでは「学生が選ぶべきクレジットカード」を紹介していこうと考えているので、この3つのタイプから、キミたちにとってベストなカードを選んでもらえるように解説していきますね。
一般のクレジットカードとの違い
では、学生向けクレジットカードにはどのような特徴があるのか?
これを理解してもらうために、三井住友カードから発行されている「学生向けクレジットカード(三井住友カード デビュープラス)」と、学生ではなくても持てる「一般クレジットカード(三井住友カード)」とを比べて解説しますね。
具体的に2つのカードの特徴・サービスの違いをまとめたのが次の表です。
項目 | 三井住友カード デビュープラス | 三井住友カード |
---|---|---|
初年度年会費 | 無料 ※インターネット入会で |
無料 ※インターネット入会で |
年会費(2年目以降) | 1,250円+税 ※前年1回以上で無料 |
1,250円+税 ※前年1回以上で無料 |
年齢制限 (入会条件) |
満18歳~25歳までの学生 (高校生は除く) |
満18歳以上の方 (高校生は除く)※安定した収入が必要 |
還元率 | 1,000円=2〜5ポイント | 1,000円=1ポイント |
カード特典 | 学生のみ有効な特典が多い | カードによって異なる |
支払い方法 | 一括・分割・リボ・ボーナス払い | 一括・分割・リボ・ボーナス払い |
キャッシング利用 | 10万円 | 30~50万円程度 |
このように学生向けクレジットカードと、一般カードでは特徴・サービスに大きな違いがあります。
在学中であれば年会費無料になったり、カードの利用で貯められるポイントが倍になったりするのは、学生向けクレジットカードならではという感じですね(もちろん、カードの種類によって異なりますが)。
例えば、1ヶ月で5万円カード払いをしたときに貯まるポイントは
- 三井住友カード デビュープラス/100〜500ポイント(Tポイント400〜2,000ポイント分)
- 三井住友カード/50ポイント(Tポイント200ポイント分)
と学生向けクレジットカードである三井住友カード デビュープラスの方が断然ポイントが貯まります。
そして、なかでも特に大きな違いなのが「利用限度額」です。
利用限度額というのは、クレジットカードでいくらまで支払うことができるのか?という金額のこと。
一般カードの場合、利用限度額は50万円~100万円程度であるのに対し、学生向けクレジットカードの利用限度額は10万円(多くても30万円)がほとんどです。
理由として、学生は安定した収入がない(あってもアルバイト代くらいの人がほとんど)ため、利用限度額が低く設定されているんです。
「えっ?じゃあ、学生向けクレジットカードは使える金額が少なくて、不便なの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
利用限度額が低いというのは、お金を使い過ぎずに済むとも考えることができます。
初めてクレジットカードを使うときに一番気をつけて欲しいのが「お金を使い過ぎてしまうこと」です。
クレジットカードは後払いでお金を精算することになるため、利用限度額が高く設定されていると、つい自分が持っているお金の以上のお金を使ってしまうこともあるんです。
結果、カードの返済ができなくなり、「家賃が払えない・・・」「生活できない・・・」なんてことも。
ですが、学生向けクレジットカードであれば、最初から利用限度額が低くなっているため、お金を使い過ぎてしまい、生活できない、、、なんて心配も少なくなりますね(もちろん、使い過ぎはダメ!)。
このように学生向けクレジットカードと一般カードとでは特徴、サービスが異なりますが、はっきり言って、一般カードよりも学生向けクレジットカードの方がお得な部分が多いんですよ^ ^
伊藤さん
カードで支払える金額の上限ってことさ。
あまり限度額が高すぎると、お金を使い過ぎてしまい、返済もままならなくなってカード破産をしてしまうこともあるんだよ。
学生向けクレジットカードは、学生の生活スタイルに合わせてサービスが決められているんですね〜
みき
学生向けクレジットカードがじわりと注目を集めている理由とは何か?
ここで気になるのが「なぜ、学生向けクレジットカードがここまで注目を集めているのか?」「学生向けクレジットカードを使うべきなの?」ということ。
結論、学生さんは学生向けクレジットカードを手に入れるべきです。
理由としては大きく次の5つがあります。
- 苦学生は古い!お金に余裕を持って、充実した学生生活を
- キャッシュレス化がドンドン進んでいる
- 海外(旅行・留学)でも便利!
- 一般カードよりも安全に使える!カードに慣れるにはもってこい!
- 社会人になって、すぐにゴールドカードを手に入れられることも
それぞれの理由をわかりやすく解説しますね。
苦学生はもう古い!お金に余裕を持って、充実した学生生活を!
「苦学生」という言葉はご存知でしょうか?
最近では、この言葉をあまり使わなくなったと思いきや、未だに苦学生の方は多いです。
特に地方から東京都内の大学に進学した方だと、実家からの仕送りだけでは生活できず、勉強の時間を削り、学生生活の大半をアルバイトで過ごしている学生もいるかと思います。
実際、ボクが東京の大学に通っていたとき、同じゼミの友達やサークル仲間のなかに
「今月ピンチだから、ほぼ毎日バイトしてるわ・・・」という子や「遊びたいけど、お金に余裕がなさすぎるから、全然遊べへん・・・」という子が、結構いました。
そのような苦学生の方でも役立つのが学生向けクレジットカードなんです!
というのも、学生向けクレジットカードにはポイント還元やキャッシュバック、各種割引などの特典があるので、現金払いをするよりもお得な学生生活が送れるんです。
例えば、エポスカードはマルイでのショッピングが10%OFFになるだけでなく、シダックス(カラオケ屋)でルーム料金が30%OFF、白木屋などのモンテローザグループで合計額から10%OFFになります。
学生向けクレジットカードにはこのようなサービス・特典がたくさんあります。
ですので、より充実した学生生活を送るためにも、学生向けクレジットカードというのは使ったほうがお得なんですよ。
伊藤さん
アルバイトが勉強に差し支えるのはやっぱりいつの時代も良くないよね。
みき
キャッシュレス化がドンドン進んでいる
最近では現金を持っていなくても、どこででもお買い物ができるようになってきましたね。
クレジットカードだけでなく、お財布ケータイや、Pay PayやLINE PayなどのQRコード決済が広まってきたことで、現金を必要としない(キャッシュレス)社会に変わりつつあります。
ボクもコンビニでランチを買ったり、駅でジュースを買ったりするときに、お財布ケータイやLINE Payを使って、サクッと支払いをするようになりました。
あと、最近はLINE PayなどのQRコード決済を使って、飲み会の割り勘での支払いも簡単にできるようになっていますよね?昔から考えられると信じられない(笑)
参考サイト:「LINE公式ブログ」
こうしたキャッシュレス化というのは、実は海外ではすでに何年も前から当たり前のことだったんです。
ただ、現金主義の日本ではキャッシュレス化というのは、全然広まっていなかったんです。
ただ、技術の進化や海外文化の流入、そして、東京オリンピックをきっかけに、今後さらにキャッシュレス化は広がっていくことが予想されています。
そして、お財布ケータイやQRコード決済というのは、引き落とし先をクレジットカードにすることで、カード会社のポイントを貯められる仕組みになっています。
こうした理由から、改めてクレジットカードのお得さに注目が集まっているんです。
実際、キャッシュレス化は国(政府)からも推奨されており、2019年10月から2020年6月30日までの間、消費増税による差額分の2%をキャッシュレス決済時の特典であるポイントにして還元するようになりました。
このような日本全体のキャッシュレス化の流れが、学生向けクレジットカードへの注目を高めている理由にもなっているんです。
PAYPAYとかLINEPAYとかもキャッシュレスカードが無ければ利用できないんだよ。
話を聞く限りでは便利だと思いますけど、どうなんですか?
みき
伊藤さん
PAYサービスを使うためにはキャッシュレスカードが必要不可欠ってことだけ覚えておけばいいよ。
海外旅行・留学でも便利!海外に行くときには必須アイテム!
昔に比べて、学生が気軽に海外旅行に行ったり、海外留学ができるようになったりしたことも、学生向けクレジットカードの人気を押し上げました。
というのも、海外旅行や留学をするときには、クレジットカードは必須アイテムです。
理由として、
- 海外は日本よりもはるかにキャッシュレス化が進んでいる
- カード払い(キャッシュレス決済)しかダメなお店もある
- お金に困ったときに、海外キャッシングも使える
- クレジットカードに付いている海外旅行傷害保険が、キミたちを守ってくれる
これらの理由から、海外旅行・留学に行くときには、最低でも1枚はクレジットカードを持っていくのが常識なんです!
最近だと、ボクがハワイに行ったときに、ホテルのベットメイキングのチップもカード払いを求められて衝撃を受けました。
それほど、海外では現金よりもカード払いが当たり前なんですよね。
また、治安が悪く、スリや窃盗が多い地域では、現金払いをするとお店にもリスクが出てくるので、カード払いしかダメなお店もあるそうです。
日本では考えられませんよね。
このように海外旅行・留学で使うために、学生向けクレジットカードを手にいれる方が増えており、学生のなかでも、徐々に学生向けクレジットカードが広まってきているんです。
伊藤さん
日本も東京オリンピックの開催に伴って徐々に決済端末を置くお店が増えてきてるんだよ。
みき
一般カードよりも安全に使える!カードに慣れるにはもってこい!
学生向けクレジットカードは一般カードと比べても、利用限度額が低くなっています。
そのため、学生向けクレジットカードでお金を使いすぎてしまうリスクは小さく、クレジットカードの扱いに慣れるにはもってこいだと言えます。
そもそも、クレジットカードを使うときに、最も怖いのがカードで使用したお金を支払えない(返済できない)・・・つまり、カード破産ですよね?
「カード破産=お金がない」わけですから、家賃を支払えなくなったり、ご飯を食べられなくなったりと、まともな学生生活を送ることができなくなります。
これは本当にピンチ!
また、一度でもカード破産をしてしまうと、その記録が数年間(最大10年)は「信用機関」というところに登録されてしまいます。
この信用機関というのは、あなたのクレジットカードの利用状況や、借金の状況が登録されている団体のこと。
カード会社や銀行などの金融機関は、信用機関に登録されている情報を見て、カードを発行するか?ローンを組んでも良いのか?などの審査を行っています。
つまり、信用機関にカード破産の記録が登録されてしまうと、記録がなくなるまでの数年間は
「新たなクレジットカードが作れない」
「社会人になった後、住宅ローンや自動車ローンが組めない」
「保険に加入できない」
などの影響が出てしまうんです(俗にいうブラックリスト入りです)。
ただ、学生向けクレジットカードであれば、元々の利用限度額が低くなっているため、カード破産をしてしまうほどのお金を使うというリスクが小さいんです。
もちろん、複数の学生向けクレジットカードを作って、無駄遣いばかりを繰り返していては学生向けクレジットカードであってもカード破産はまぬがれません。
ただ、きちんと節度のある使い方を守れば、安全にカードを使いこなせます。
そして、まだ収入が少ない学生のうちから、学生向けクレジットカードを使ってカード払いに慣れておくことで、社会人になってからも、安心・安全にクレジットカードを使いこなすこともできるようになります。
このような社会人になる前の「人生の練習」としても、学生向けクレジットカードを使うのは良い経験だとボクは考えています!

伊藤さん
みき
伊藤さん
お金が無くてパチパチパッチンだよ(笑)
みき
社会人になって、すぐにゴールドカードを手に入れられることも
あまり知られていませんが、学生向けクレジットカードを使うことで、社会人になってから、すぐにゴールドカードを手に入れられる可能性が高くなります。
そもそも、クレジットカードには「グレード」と呼ばれる、ランクがあります。
グレードが高ければ高いほど、クレジットカードに付いているサービス内容は充実して、お得なものになっていきます。
さらに!高いグレードのカードを持つことで、社会的な信頼(ステータス)が高くなり、周りからも尊敬の目で見られるんです。
男性視点で言うなら、ズバリ!モテます!!(笑)
ウソかと思うかもしれませんが、女性は男性が使っているクレジットカードの種類やグレードを見て、どんな人なのかを見定めていますからね。
そのなかで「ゴールドカード」というのは、クレジットカードでもグレードが上位のカードになります。
学生向けクレジットカードや一般カードとは異なり、ゴールドカードを手に入れるためには、カードの利用実績や契約時の収入などが関係してくるため、
本来は、社会人になりたての人が手に入れることはできません。。。
ただし!学生時代からクレジットカードを使い続ければ、カード会社にキミの利用実績(クレヒス)が記録され、社会人になった直後でも、ゴールドカードを作るのを認めてもらえるケースがあるんです。
ようは「学生向けクレジットカードを使っていた様子を見ていて、キミなら信頼できるから、ゴールドカードでも良いよ!」とカード会社がOKを出してくれるってことですね。
このように、ゴールドカードを早いタイミングで作れることも学生向けクレジットカードに注目が集まる理由の1つです。
これら5つの理由から、キミたちは学生向けクレジットカードを持つべきだと伝えたいんです。

伊藤さん
みき
伊藤さん
学生向けクレジットカードのメリット・デメリット
では、具体的に学生向けクレジットカードを使うメリット・デメリットはどのようなことがあるのか?
使うときの注意点も踏まえて解説をしていきます。
学生向けクレジットカードの7つのメリット
まずは学生向けクレジットカードのメリットを紹介します。
具体的には次の7つです。
- 学生でもクレジットカードを作れる
- 現金よりも安心
- 学生だけの特典・サービスがある
- 付帯保険も充実している
- 電子マネー・QRコード決済との相性も良い
- 学生のときからクレジットヒストリーを作れる
- カード破産をするリスクが小さい
それぞれについて簡単に解説をしていきます。
1.学生でもクレジットカードを作れる
まず、学生向けクレジットカードは「学生でも手に入れられるというクレジットカード」というメリットがあります。
「学生向けクレジットカードなんだから、そりゃ、そうだろ(苦笑)」と思うかもしれませんが、本来、クレジットカードというのは、安定した収入がなければ手に入れられないことも多いです。
実際、学生ではありませんが、収入のない専業主婦である私の妻がANAカード(一般)というクレジットカードを作ろうとしたときでも、審査に落ちてしまったことがあります。。。
そのため、学生は学生向けクレジットカード以外のカードに申し込んでも、審査に落ちてしまう可能性が高いんです。
ただし、学生向けクレジットカードはその名の通り、学生のために作られたクレジットカードのため、安定した収入がなくても、審査に通りやすくなっています。もちろん、アルバイトをしている学生の方が審査には通りやすいです。
また、アルバイトなどをしておらず、収入がなくても学生向けクレジットカードの審査には通ることできるんです!
ただし、収入がない場合は、カードでお金を使いすぎないように要注意。
学生だからこそ手に入れられるクレジットカードだということが、大きなメリットと言えますね。

2.現金よりも安全
勘違いをしている方もいるかもしれませんが、実はクレジットカードは現金を持ち歩くよりも防犯的には安全と言えます!
というのも、常に現金で持ち歩いていると、スリや置き引きなど起こったときに、すぐにお金を使うことができてしまうため、二度と戻ってこない可能性がとっても高いです。。。
ですが、クレジットカードというのは、スリや置き引きにあったとしても、すぐにカード会社に連絡をして、クレジットカードを使えないようにしてもらえます。
そのため、不正利用される心配はありません。
さらに!万が一、不正利用されてしまったとしても、学生向けクレジットカードには「不正利用補償」という、不正利用で被害に遭った金額を補償してくれるサービスが付いています。
そのため、大きな金額を現金で持ち歩くよりも、学生向けクレジットカードでの支払いを中心として、持ち歩く現金を少なくしておく方が、防犯的にも安心というわけです。
3.学生だけの特典・サービスもある
学生向けクレジットカードには、学生向けクレジットカードだけにしかない特典・サービスが多いんです。
具体的には次のような特典・サービスが付いています。
- 三井住友カード デビュープラス
ポイントが常に2倍、入会後3ヶ月は5倍になる - 学生専用ライフカード
海外でショッピングするときにカードで支払うと、利用額の3%をキャッシュバック - JALカードnavi
対象となる外国語検定に合格すると500マイル、卒業後にもJALカードを継続して使うと2,000マイルプレゼント。JALカード ツアープレミアムに無料で登録できる!(一般カードは年会費2,160円がかかる) - ANA JCBカード(学生用)
10マイルコースのマイル移行手数料(5,000円+税)が無料。どの航空券でもマイル換算率が100%になる
このように学生向けクレジットカードの種類ごとにさまざまな特典・サービスが付いています。
(これ以外にも学生向けクレジットカードだけの特典・サービスはあります)
卒業後に、同じカード会社の一般カードを使ったとしても、これらの特典・サービスは使えないor有料となってしまうので、学生向けクレジットカードならではのメリットなんです。
4.付帯保険が充実している
もちろん、学生向けクレジットカードとはいっても、クレジットカードの基本的なサービスは付いています。
そのため、学生向けクレジットカードにも第三者に不正利用された場合の補償や、カードを使って購入した商品の盗難・破損などを補償してくれるサービスが付いているので、安心して使うことができるんです。
また、学生向けクレジットカードのなかには「旅行傷害保険」が付いたカードもあります。
「旅行傷害保険」というのは、国内や海外への旅行・留学で、病気や怪我、入院などをしてしまったときに使える保険のこと。
旅行傷害保険が付いているカードを持っておくことで、安心して国内や海外への旅行・留学に行くことができるんです!
ちなみに、この保険ためにクレジットカードを持っている学生・社会人もたくさんいます♪
具体的には次の学生向けクレジットカードに旅行傷害保険が付いています。
- JCB CARD W/plus L
- 学生専用ライフカード
- MUFGイニシャルカード
- JALカードnavi
- 楽天カード アカデミー
- セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
- ANA JCB カード(学生用)
ただし、これらのカードのなかにも、海外だけしか保険が適応されないカードもあれば、国内旅行でも保険が適応されるカードもあるので、選ぶときには気をつけてくださいね。

5.電子マネー・QRコード決済との相性も良い
キミたちのなかにも電子マネーやQRコード決済(LINE Pay・Pay Payなど)を使っている方はいるはずですよね?
最近、使っている人が増えてきた「電子マネー・交通系IC・お財布ケータイ・QRコード決済」などを使うときにも、学生向けクレジットカードはとっても便利!
というのも、電子マネーやQRコード決済の支払い方法を、銀行口座からの引き落としではなく、学生向けクレジットカードから引き落としするようにすることで、カード会社のポイントを貯めることができるんです。
例えば、「三井住友カード デビュープラス」であれば、1000円で2ポイント(6円相当)を貯めることができます!
さらにわかりやすい例として、1年間で電子マネー(iD)を10万円使った場合、200ポイント(=1,200円相当)ものポイントを貯めることができます。
もちろん、これはQRコード決済でも同じようにポイントを貯められます!
こうした電子マネーやQRコード決済のサービスと、学生向けクレジットカードを連携させる相性の良さも、学生向けクレジットカードのメリットと言えます。

6.クレジットヒストリーを学生の時から作れる
学生向けクレジットカードを作ることで、学生のうちから「クレジットヒストリー」を作ることができます。
「クレジットヒストリー」とは、その名のとおり、キミたちのクレジットカードのヒストリー(利用履歴)のこと。
通称、「クレヒス」と呼ばれています。
クレヒスには「どれくらいの金額の買い物をしたのか?」「遅れることなく、きちんと返済できているか?」ということが記録されており、「あなたが信頼できるか?」を証明する情報にもなります。
そのため、学生向けクレジットカードを使ってクレヒスを作ることで、社会人になってから、ゴールドカードなどの上位グレードのクレジットカードを手に入れやすくなるというメリットがあるんです。
結果、新卒社会人でも、すぐにゴールドカードを持つことも不可能ではなくなります!
社会人になってから、ゴールドカードでカッコ良く支払いをしたい方にとっては、とっても大きなメリットですね♪
ただし、社会人になってすぐにゴールドカードを手に入れるには、
「学生向けクレジットカードで何度も支払いをしていること」
「返済遅延などをしていないこと」
以上の2点が必要となります。
特に、返済遅延があると、自動車ローンや住宅ローンを使えなくなる可能性もあるので、きちんと返済するのだけは必ず守るようにしてくださいね。
7.利用限度額が低いので、クレジット破産をするリスクが小さい
最後に、利用限度額は低いことも学生向けクレジットカードのメリットです。
(デメリットとして書かれているサイトもありますけどね)
学生向けクレジットカードの利用限度額は大体10〜30万円ほどになっています。
これは、学生がお金を使いすぎて、返済できなくなるのを防ぐため。
一般カードは50〜100万円ほどであることからも、学生のことを考えた利用限度額と言えます。
利用限度額が高すぎると、自分の持っているお金以上の買い物をしてしまい、最悪の場合、カード破産に・・・ということもあり得てしまいます。
しかし、学生向けクレジットカードは限度額が低いので、そのリスクは小さいんです。
社会人になると、毎月何十万円もの給料がもらえて、一度の買い物で10万円以上の買い物をすることも出てくるかと思います。
ただし、そのときにも自分のお財布と相談しながら、クレジットカード買い物をするのは、とっても大切!
社会人になったら、仕送りはなくなり、自分のお金で生活をしていくことになりますからね。
ですから、まずは利用限度額の低い学生向けクレジットカードを持つことで、クレジットカードを使いながらのお金の管理方法を身に付けていくことをオススメしますよ!

以上が学生向けクレジットカードのメリットになります。
では、次に学生向けクレジットカードのデメリットも解説します。
学生向けクレジットカードの5つのデメリット
学生向けクレジットカードを使うことはメリットだけではなく、デメリットもあるため、先に知っておいてください。
具体的には次の5つのデメリットがあります。
- 返済タイミングに慣れるまでお金の管理が大変
- 分割払い・リボ払いをすると手数料がかかる
- 社会人になって使うカードによって、グレードダウンを感じることも
- クレヒスに傷がつくこともある
- 紛失・盗難時は再発行されるまで使えない
それぞれのデメリットについて簡単に解説していきますね。
返済タイミングに慣れるまでお金の管理が大変
学生向けクレジットカードをはじめクレジットカードを使い始めることで、難しくなるのがお金の管理です。
学生向けクレジットカードをはじめ、クレジットカードは、その月にカードで払った金額を、翌月以降に支払うことになります。
例えば、ボクの使っているANAアメックスというクレジットカードだと、毎月21日が支払日となっています。
そのため、5/1〜5/31までにカードで使った金額を6/21に支払うことになるんです。
また、学生向けクレジットカードを使って支払ったお金は、基本的に銀行口座からの引き落としになります。
そのため、カードの支払いタイミングを忘れていると、銀行口座にお金が入っていると思ったら、カードの支払いがあって、口座にほとんどお金が残っていない・・・なんてこともありえます。
さらに、学生向けクレジットカードの引き落とし先である銀行口座にお金が入っていないまま、カードの支払日がきてしまうと、当然、引き落とすお金がないわけですから、返済遅延をなってしまうんです。
現金払いであれば、目の前にあるお金を使えば、そのままなくなるだけなので、ある意味、お金の管理はしやすいです。
ただ、カード払いをすると、こうした支払いタイミングが翌月以降となるため、お金の管理が難しくなってしまうんです(支払い方法については後述します)。
ただ、これも慣れてしまえば、誰でも簡単にお金の管理ができるようになります。
そのため、慣れるまではお金の管理が大変ということがデメリットということです。
分割払い・リボ払いをすると手数料がかかる
学生向けクレジットカードの支払い方法には、一括払い、分割払い、リボ払いという3つの種類があります。
それぞれの支払い方法を、超カンタンに説明すると、
- 一括払い・・・カードを使った月の翌月に全額支払う方法
- 分割払い・・・カードを使った月の翌月から、何度かに分けて支払う方法
- リボ払い・・・カードを使った翌月から、返済が終わるまで一定額を払い続ける方法
ということになっています(支払い方法について詳しくは後述します)
このうち、2回(2ヶ月)以上に渡って、カード利用額を支払うことになる「分割払い」「リボ払い」は、カード利用額を一度に支払わずに済むため、お財布的にはありがたいんですが・・・
分割払い・リボ払いにすると、分割回数や支払額の残高に応じて、手数料が発生してしまいます。
例えば、三井住友カード デビュープラスを使って、6万円の買い物をして、3回の分割払いにすると、カード利用額に対して12%の手数料が発生します。
くわしい計算方法は省略しますが、次のように合計で61,206円の支払いが必要です。
支払総額:60,000円+1,206円=61,206円
分割支払額:61,206円÷3回=20,402円
このように高い手数料を支払わなければいけません。
ちなみに、他の学生向けクレジットカードでも同じように手数料がかかります。
なお、分割払いの回数が多かったり、リボ払いの毎月の支払い額が少なかったりすると、さらに手数料がかかるので要注意!
こうした手数料は学生のキミたちにとっては、かなり痛い出費ですよね。。。
社会人のボクでも痛いですから。。。
ですので、手数料を支払わないためにも、基本的には一括払いをオススメします。
ただ、どうしても分割払いやリボ払いをしたいときには、手数料がかかることを知っておいてくださいね。

社会人になって使うカードによって、グレードダウンを感じることも
学生向けクレジットカードは一般カードよりもサービスが優れているものも多いです。
そのため、学生向けクレジットカードのサービスに慣れてしまうと、社会人で一般カードに切り替わったときに、サービス内容がしょぼく感じてしまうかもしれません。
例えば、三井住友カード デビュープラスではポイントが常時2倍です。
学校を卒業したあとは、一般カードである三井住友カードになるとポイントは通常の1倍になってしまいます。
こうした、サービスのギャップに一般カードを持つことが、もったいないと感じるかもしれません。
とはいえ、一般カードのなかには学生向けクレジットカードよりもサービスが優れているカードもありますし、一般カードよりもグレードの高いゴールドカードを使えば、はるかにサービスは充実します。
ですので、まずは学生向けクレジットカードを使って、クレジットカードのメリットを体感できると良いですね。
クレヒスに傷がつくこともある
学生向けクレジットカードで返済遅延などがあると、クレヒスにその履歴が記録されてしまう(=あなたの社会的な信用がなくなる)デメリットがあります。
そして、クレヒスに返済遅延などが記録されてしまうと、将来的にクレジットカードが作れなくなったり、カードローン(キャッシング)が使えなくなったりするリスクがあるんです。
カード会社や銀行などの金融機関は、信用に欠ける利用者には容赦がありませんからね。
そのため、学生向けクレジットカードを使うときには、くれぐれも返済できなくなるほど、カード払いをしないようにしてください。
なお、返済遅延などの記録は、最大でも3〜10年間しか残りません。
ですので、一生クレジットカードが作れなくなったり、キャッシングができなくなったりするわけではないので、そこも知っておいてくださいね。
(だからと言って、カード払いのし過ぎはダメですよ!)
紛失・盗難時は再発行されるまで使えない
最後に、盗難や紛失で学生向けクレジットカードをなくしてしまうと、再発行までカードは使えません。
(当然と言えば、当然ですけどね、苦笑)
また、カードが再発行されるまではオサイフケータイやQRコード決済もできなくなるので、一気に不便な生活になってしまいます。
ですので、紛失・盗難でカードをなくさないように、取り扱いには気をつけるようにしてくださいね。
伊藤さん
みき
伊藤さん
学生向けクレジットカードを使いこなすためにも、メリットとデメリットの両方を、ちゃんと理解しておくことが大切だよ!
学生向けクレジットカードの支払い方法
では、ここからは学生向けクレジットカードの支払い方法の仕組み・種類を解説しますね。
冒頭でもお伝えしましたが、学生向けクレジットカードをはじめクレジットカードというのは、クレジットカード会社が代金を一旦立替えて決済される、後払いの仕組みになっています。
イメージとしては、次の図をみてください。
そして、決められた日付(締日)までにカード払いをした金額をカウントし、引き落とし日に指定の銀行口座から引き落とされます。
例えば、「月末締め翌25日払い」のカードであれば、5/1〜5/31までにカード払いをした金額が、翌月6/25に引き落とされるというわけです。
加えて、学生向けクレジットカードには次の4つの支払い方法から選ぶことができるようなっています。
- 一括払い・・・カードを使った月の翌月に全額支払う方法
- 分割払い・・・カードを使った月の翌月から、何度かに分けて支払う方法
- リボ払い・・・カードを使った翌月から、返済が終わるまで一定額を払い続ける方法
- ボーナス払い・・・設定したボーナス月の翌月に、一括or2回払いをする方法
一括払いは、その月にカードで支払ったお金を、翌月に全額支払うことになるので、例えば、5月に6万円使ったら、6月に6万円を返済することになります。
一度に全額返済になるため、一気にお金は減ってしまいますが、お金の管理はしやすいことはメリットです。
一方、分割払いは、その月にカードで支払ったお金を、翌月から何度か分けて支払う方法。
例えば、3回の分割払いにした場合、5月に6万円を使ったら、6月・7月・8月で2万円ずつを返済していくということになります。
分割払いにすると、一度にお金が減ることはありません。
ただ、数ヶ月に渡って返済をすることになるので、お金の管理はしづらいです。
また、分割払いにすると、手数料もかかってしまうので、支払った金額以上のお金を支払わなければいけません。
これはリボ払いでも同じです。
これまで学生向けクレジットカードを使ったことがない方は、パッと仕組みを聞くと、
「一括払いよりも、分割払いやリボ払いの方が、翌月にたくさんのお金を返済しなくて良いから、返済が楽そう♪」
と思うかもしれません。
ただ、分割払いやリボ払いだと、カードの支払額と分割回数に応じて、数千円から数万円の手数料を払わなければいけないので、実際には損をすることになります。
また、分割払いやリボ払いというのは、一度に銀行口座からお金が引き落とされないこともあります。
となると、本来、自分が持っている(=使える)お金がわからなくなり、ついつい、お金を使い過ぎてしまうことも。。。
分割払い、リボ払いをしすぎると、最終的にカード破産をするリスクも高くなります。
ですので、学生のうちは、分割払いやリボ払いをするのではなく、できるだけ一括払いをして、ムダにお金を支払わないようにすることをオススメしますよ!

デビットカードとの違い
ここでもう1つ知っておいて欲しいのが「デビットカード」の存在です。
最近だと、テレビCMでも紹介されているので、名前は聞いたことがある方もいるのでは?
学生向けクレジットカードと同じように使えるデビットカードは、立替払いではなく、銀行口座から直接カードを使ったお店(=取引先)に支払いを行なう仕組みになっています。
ですので、デビットカードはカード払いをした瞬間に、銀行口座からお金が引き落とされるんです。
また、デビットカードを使った瞬間に、銀行口座からお金が引き落とされるため、利用限度額は、キミたちの銀行口座に入っている残高までということになります。
デビットカードは、使ったお金がすぐに銀口座から引き落とされるので、カード払いによるお金の使いすぎを防ぐことができ、お金の管理をしやすいというメリットはあります。
ただ、学生向けクレジットカードと比べると、次のようなデメリットがあります。
- サービス内容がしょぼい(ポイント倍増、割引特典、各種保険もほぼなし)
- 分割払いができない
- 各種引き落とし(光熱費などの支払い)ができない
- 口座にお金が入っていないと、カードを使うことができない
特に「口座にお金が入っていないとデビットカードが使えない」というのは、結構な問題です。
例えば、アルバイト代や仕送りが入金される前の、銀行口座にほとんどお金がないときには、デビットカードを使って、買い物をすることができないということになります。
一番カードを使いたいのは、こうした「もうすぐ給料が入るけど、今は手元に現金がない・・・」というタイミングなので、そのタイミングで使えないのは、かなりの痛手だとボクは考えています。
ちなみに、賢い使い方として、学生向けクレジットカードとデビットカードを併用する方法もあります。
食費などはデビットカードで管理して、月々の固定費(電気料金やスマホ料金)は学生向けクレジットカードで支払うという方法ですね。これでお金の管理をしていく方もいるそうです。
このようにデビットカードにも、メリット・デメリットはあるので、それぞれのカードの特徴を知って、うまく使いこなすようにしてくださいね。

伊藤さん
今度紹介してあげるよ。みきちゃんと年も近いし、友達になれるかもね。
デビットカードってあんまりメリットとかわかんないけど、伊藤さんが言うなら間違いないですね!
みき
学生であれば、ほぼ誰でも審査には通る
学生向けクレジットカードもクレジットカードのため、手に入れるにはカード会社の審査があります。
「えっ?審査なんてあるの?私でも審査に通過できるの?」
と思うかもしれませんが、安心してください。
学生向けクレジットカードの審査は、一般カードと比べても通りやすくなっています。
はっきり言って、初めてクレジットカードを手に入れる学生なら、ほぼ審査に通ります。
学生向けクレジットカードの審査が緩いのは次の3つの理由があります。
- 「卒業後もクレジットカードを使って欲しい」というカード会社の狙いがある
- クレヒスに傷が付いていないことが多い(事故情報が記録されていない)
- 利用限度額が低く、返済遅延などが起こりにくい
これらの理由から、学生向けクレジットカードの審査には通りやすいんです。
また、一般のクレジットカードだと「安定した収入があること」が条件にありますが、学生向けクレジットカードであれば、アルバイトをしていなくても審査に通ることができるのも特徴です。
とはいえ、なかには審査に落ちてしまう学生がいるのも事実です。
そこで、どのような方が審査に落ちてしまうのかも解説しておきますね。
学生向けクレジットカードの審査に落ちてしまう人の特徴
審査に通りやすい学生向けクレジットカードですが、審査に落ちてしまう方もいます。
では、どのような学生が審査に落ちてしまうのか?
具体的には次の6つのうち、いずれかに当てはまる学生は、審査に落ちやすいと言われています。
- 学生専用カードではなく、学生でもOKなクレジットカードに申し込みをしている
- 申込み時の職業欄に学生ではなくアルバイトと記入した
- 何度もスマホ料金の支払い遅延をしたことがある
- 頻繁にクレジットカードの申し込みをしている(一度に何枚ものカードに申し込みをした)
- すでに学生向けクレジットカードを複数持っている
- キャッシング機能付きのクレジットカードに申し込んだ
これらの条件に当てはまる場合、審査に落ちてしまうことがあるため、気をつけてください。
特に気をつけて欲しいのが「申込み時の職業欄に学生ではなくアルバイトと記入した」「スマホ料金の支払い遅延などを繰り返していたことがある」ということです。
まず、「申込み時の職業欄に学生ではなくアルバイトと記入した」ということについて。
カードの申し込みページには、キミたちの個人情報に加えて、職業を入力する欄があります。
例えば、三井住友カード デビュープラスの場合は、以下の部分。
ここで職業を「学生」ではなく「アルバイト」を選んでしまうと、カード会社は「学生ではなく、アルバイト(フリーター)」が申し込んできたと判断してしまうんです。
当然、学生専用のクレジットカードであれば、アルバイトは対象外ですので審査に落ちます。
また、学生以外のクレジットカードのなかには、アルバイトは安定した収入があるとは認めておらず、審査に落としてしまうことがあるんです。
キミたちのなかにも、学生でありながら、アルバイトをしている人はたくさんいると思います(っていうか、大半がアルバイトをしていますよね)。
そのため、つい職業欄で「アルバイト」を選んでしまいそうになりますが。
学生向けクレジットカードの場合は「学生」を選んだ方が、審査に通りやすいということを知っておいてくださいね。
そして、もう1つ気をつけて欲しいのが「何度もスマホ料金の支払い遅延をしたことがある」ということ。
キミたちもスマホを使っていますよね?
このスマホを購入するときに、本体代を安くするために「2年縛り」の分割払いにしませんでしたか?
実は、、、スマホの本体代を2年契約の分割払いにすると、その情報は個人信用情報機関に記録されることになります。
これは意外と知られていませんが、ある意味、借金があるのと同じ状況になっているんです。
・・・とはいえ、毎月のスマホ代の支払いに遅れることなく、きちんと支払えていれば何も問題はありません。
ですが、万が一、毎月のスマホ代の支払いが遅れてしまい、それが何度も続いてしまうと、その情報は事故情報として個人信用情報機関に登録されてしまうんです。
結果、学生向けクレジットカードの審査に落ちてしまう。。。というわけです。
このように、これまでクレジットカードを作ったことがなく、カードローン(キャッシング)も使ったことがない学生であっても、スマホ代の支払い遅延があると、学生向けクレジットカードの審査に落ちることがあります。
くれぐれもスマホ代の支払い遅延をしないように気をつけてくださいね!
なお、学生向けクレジットカードの審査条件については、以下のページで詳しく解説していますので、審査が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

未成年の場合は親の同意が必要
未成年(20歳未満)の学生が学生向けクレジットカードに申し込むときには、親権者の同意が必要です。
親権者の同意がなければ、ほぼ100%審査に落ちます。
そのため、未成年の学生が親バレせずにクレジットカードを作るのはかなり難しい。。。
もちろん、親に黙って同意書を提出してしまうことも不可能ではありません。
ただ、万が一、返済遅延などのトラブルを起こしてしまうと、すぐに親に連絡されてしまうため、黙ってクレジットカードを作ることはオススメしません。
ちなみに、つい先日、大学生の子にインタビューをしてきました。
その中の1人の子は「親に言うと反対されるから、20歳までは学生向けクレジットカードを作るのを我慢していた」という子がいました。
なかなか珍しいタイプだとは思いますが、未だにクレジットカードに抵抗がある親もいるはずなので、ある意味、しょうがない判断だとも感じましたね。
もし、未成年でも学生向けクレジットカードを作りたいのであれば、親に使用目的を伝えて、きちんと理解してもらったうえで同意書にサインをしてもらうようにしてください。

お母さんはいいよ~って軽く言ってましたけど、同意書が必要ってこと、わかっていたのかな?(笑)
みき
伊藤さん
でもその前に作るカードを決めないといけないけどね。
学生向けクレジットカードの安全性・セキュリティは?
初めてクレジットカードを持つ学生にとって心配なのが、
「クレジットカードって、不正利用されることが多いんじゃないの?」
ということ。
先日、インタビューをした大学生たちのほぼ全員が、不正利用などのセキュリティ面を気にしていました。
ですが・・・安心してください。
学生向けクレジットカードも一般カードと同じように、万全のセキュリティ対策が付いています。
細かくはカードごとで異なりますが、具体的には次のようなセキュリティ対策があります。
- 3Dセキュア
- 非接触型決済
- 利用毎のメール通知
これらのセキュリティ対策によって、不正利用を防げるようになっているんです。
また、万が一(といっても、本当にゼロに等しいですが)、不正利用されてしまった場合でも、学生向けクレジットカードの利用限度額は低いので、使われてしまう金額も少なくて済みます。
さらに、ほぼ全ての学生向けクレジットカードには「不正利用補償」という、不正利用された金額を補償してくれる保険サービスも付いています。
なので、キミたちがお金を取られてしまう心配はないんです。
あとは、どれだけセルフディフェンスができるか?ですね。
セルフディフェンスというのは、キミたちの手で、セキュリティを高めていくことを言います。
例えば、パスワードの定期的な更新や、2段階認証のパスワード設定などは必ず行なうなど、ハッキングや、スキミング詐欺などから、自分で身を守ることも大切です。
これは学生向けクレジットカードに限った話ではありませんね。
銀行口座の暗証番号をわかりやすいもの(誕生日など)にしないとか、Amazonや楽天市場などのネットショッピングサイトのパスワードも簡単な文字と数字を並べただけのものにしないなど。
今後、インターネットやキャッシュレス化はドンドン普及&進化していくことを考えると、学生生活の様々な場面でセルフディフェンスを高めていくことが大切になります。
そのためにも「えっ・・・知らなかった。。。」とならないように、学生向けクレジットカードについてのセキュリティについては、きちんと理解することをオススメしますよ。

誰でもカンタンにできる!学生向けクレジットカードを作る方法
では、実際に学生向けクレジットカードを作るためには、何をすれば良いのか?
学生向けクレジットカードは次の3つの方法で作ることができます。
- 店頭
- 郵送
- オンライン(インターネット)
「店頭」とは、デパートや銀行などのクレジットカード入会コーナーで作る方法です。
西友やイオンモール、マルイなどで見たことがある方も多いのでは?
店頭でクレジットカードを手に入れる場合、印鑑などの必要書類を持っていないこともあるはず。
その場合は、店頭で申込み書類を記載して、仮カードを発行。
後日、必要となる書類を郵送することで、正式なクレジットカードが郵送されてきますよ。
次に「郵送」とは申込書を記入して、郵送でクレジットカード会社に送付して作る方法です。
内容に不備があると、申込書を送り返されたり、申込自体が無効になったりするケースもあるので、気をつけてくださいね。
最後に「オンライン(インターネット)」というのは、パソコンやスマートフォンなどから申し込む方法です。
最近では、一番メジャーな方法になっています。
オンライン上で申込みに必要な情報を登録するだけで、カンタンに申し込みができます。
しかも、最近では、学生証などの身分証明書の提出も、スマホで写真撮影したものをアップロードすればOKという会社が増えてきていますからね。
ですので、基本的にはオンライン(インターネット)から申し込むことが一番効率的でオススメですよ!
学生向けクレジットカードを作るまでの流れと必要書類はコレ!
では、具体的にオンライン上で学生向けクレジットカードを作るための流れを紹介します。
具体的には次のような流れです。
※学校への在籍確認はあるのか?本人確認書類は、いつ、どうやって提出するのか?
このような流れで、カードによっては最短3日ほどでカードが手元に届きます。
カンタンですね!
ちなみに、学生向けクレジットカードを作るときに必要な書類は次の通りです。
- 利用料金(クレジットカード代金)を引き落とすための銀行口座
- 本人確認書類(学生証や自動車運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 自宅の固定電話番号、または携帯(スマホ)の電話番号
- メールアドレス(確実に連絡の取れるアドレス)
- 未成年の場合は親権者(保護者)の同意書と印鑑(※カード会社によっては認印不可という会社もあります)
カード会社によっては、さらに書類が必要となります。
また、キャッシング機能を付けたい場合は、キミの収入がわかる書類(収入証明書など)が必要となります。
ですから、申し込む前には、必ずカードを作りたい会社の公式サイトを確認するようにしてくださいね。
そして、学生向けクレジットカードを受け取るときにも、本人確認書類(学生証や免許証など)を配達員に見せて受け取ることになります(不在の場合は、後日再配達を依頼することになります)。
ですので、キミたち以外の人がカードを受け取ってしまう心配もありません。
このような流れで学生向けクレジットカードは作ることができるんですよ!
最近は、カードを配達してくれる人に身分証明書さえ見せれば申込OKっていうカードも多くなってるね。
ちょっと不安じゃないですか?
信用機関にネガティブな情報さえなければ、簡単に作れるから便利なんだけどね。
でもみきちゃんみたいに、不安に感じる人も結構いるみたいよ。

学生向けクレジットカードは最短即日発行ができる!
「学生向けクレジットカードって、申し込んでから、どれくらいで使えるの?」
「週末から海外旅行に行くから、すぐにでも学生向けクレジットカードを作りたい」
「今日中に学生向けクレジットカードを手に入れたいんだけど、どうすれば良いの?」
このように、学生向けクレジットカードがいつ手元に届き、使えるようになるかも気になりますよね?
実は、学生向けクレジットカードは最短で即日発行ができます!
もちろん、カードによっては1〜3週間ほどかかってしまうものもありますが、最短で即日発行できるカードもあるんです。
具体的には次のカードは最短即日〜3日で手に入れることができます。
- エポスカード(ネット申込み→店頭受取)
- ルミネカード(ネット申込み→店頭受取)
- 三井住友カード デビュープラス(ネット申込み)
- JCB CARD W / plus L(ネット申込み)
- 学生専用ライフカード(ネット申込み)
- MUFGイニシャルカード(ネット申込み)
- 三菱UFJニコス VIASOカード(ネット申込み)
- ANA JCBカード(学生用)(ネット申込み)
- 三井住友アミティエ(ネット申込み)
急ぎで学生向けクレジットカードを手に入れたい方は、これらのカードのなかから選ぶことをオススメしますよ。
では、どうして、学生向けクレジットカードは即日発行が可能なのか?
具体的には次のような理由からです。
- 学生は審査に通りやすい(特に初めてカードを作る人はクレヒスに傷が付いていない)
- 学生向けクレジットカードは限度額が低い
- 店頭での申込みを受け付けている会社はノルマ(申込みの目標枚数)がある
これらの理由から、学生向けクレジットカードはすぐに手に入れられるようになっているんです。
ただし!すぐに発行できる学生向けクレジットカードでも、審査&発行に時間がかかってしまうこともあります。
具体的には次の5つのパターンのときです。
- 申込み内容に嘘・不備があった
- 過去に一度でもスマホ代などの返済遅延があった
- キャッシング機能を付けようとしている
- 一度に複数枚のカードに申し込んでしまった
- すでに学生向けクレジットカードを何枚も持っている
このようなときには、審査&発行までに時間がかかってしまうので気をつけてくださいね!
また、最短即日〜3日ほどで発行できるカードのなかでも、カードの特徴は大きく異なります。
ですので、すぐにでも欲しいからと言って、適当に選ぶことはないように!
どうせなら、すぐに手に入れられて、キミにとって一番メリットがあるカードを選ぶことをオススメしますよ。

できるなら、すぐにでも使いたいんですけど。。。
みき
伊藤さん
例えば、週末から海外旅行に行く場合とか、すぐに手に入れたいものがネットのクレカ払いしかできない場合とかでも、すぐに学生向けクレジットカードを使えるよ。
もちろんそうなんだけど、それらの学生向けクレジットカードのなかでもサービス内容は全然違うから、みきちゃんにとって一番メリットがあるカードを選ぶのだけは忘れないようにね。
みき
管理人オススメの学生向けクレジットカード3選
最後にファイナンシャルプランナーのボクがキミたちにオススメしたい学生向けクレジットカードを3枚紹介します。
どれも使い勝手がよく、審査通過率も高い、学生向けクレジットカードを代表するカードばかり!
それぞれのスペックと特徴をカンタンに解説しますね。
三井住友カード デビュープラス
学生向けクレジットカード人気No.1
ポイントが常に2倍!卒業しても26歳までは使い続けられる!
SMBCグループの三井住友カードが発行しているカードで、18〜25歳までの方(高校生を除く)が手に入れることができます。
このカードは一般の三井住友カードと比べてポイントが常に2倍とポイントサービスが充実!貯めたポイントはTポイントやnanacoポイントにも交換できるのも人気の理由です。
ICチップや24時間365日の不正検知システム、各種保険など、セキュリティも高く、初めてカードを持つ学生でも安心して使えます。
将来的にはゴールドカードも手に入れやすくなっており、他の学生向けクレジットカードと比べて、あらゆる面で優れている1枚です。学生向けクレジットカード選びに悩んでいる方にイチオシのカードですよ!
オススメ度 |
---|
★★★★★ |
国際ブランド |
![]() |
年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
前年1回以上の利用で無料 ※利用がない場合は1,375円(税込) |
審査条件 |
満18歳~25歳までの学生の方 ※高校生は除く |
ポイント還元率 |
1.0%〜2.5% |
海外旅行傷害保険 |
− |
対応電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
発行スピード |
最短翌営業日 |
- セブン-イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- マクドナルド
JCB CARD W
学生から39歳まで使い続けられるJCBカード
年会費は永久無料で、ポイントは常に2倍!
18歳から39歳まで使い続けることができるカードです。
もちろん、学生もOK!(高校生除く)JCB CARD Wも一般のJCBカードと比べて、ポイントが常時2倍。
さらに、JCBオリジナルシリーズパートナーになっている提携店や、Oki Dokiランド(ネットモール)を経由してネットショッピングをすると、ポイントが最大2〜20倍になり、超お得!
貯めたポイントはJCBギフトカードやTポイントだけでなく、東京ディズニーリゾートのパークチケットにも交換できますよ!
ネットショッピングでの不正利用防止(ジェイセキュア)や、不正利用補償も付いているのも安心。JCBブランドなので、海外ではなく、国内メインにカードを使いたい学生さんにオススメの1枚です。
オススメ度 |
---|
★★★★☆ |
国際ブランド |
![]() |
年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
無料 |
審査条件 |
高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方 ※一部、申し込めない学校があります |
ポイント還元率 |
1.0〜3.5% |
海外旅行傷害保険 |
最高2,000万円(利用付帯) |
対応電子マネー |
![]() ![]() ![]() |
発行スピード |
最短3営業日 |
- Amazon
- スターバックスコーヒー
- 新規入会&利用で入会後3ヶ月間はポイント4倍
- スマホリボ登録&利用でポイント10倍
- Apple Pay・Google Payの利用で20%還元(最大5,000円まで)!
- 家族カード同時申し込みで最大2,000円分のJCBギフトカードプレゼント
- カード入会後、お友達紹介で最大4,000円分のJCBギフトカードをプレゼント
- スマホリボ登録&利用で最大5,000円キャッシュバック
- 入会時にキャッシング枠セット&入会後のショッピング利用で500円キャッシュバック
学生専用ライフカード
海外留学・旅行に行く学生さんにイチオシ!
海外でのショッピング利用額の3%がキャッシュバック
18歳〜25歳以下の在学中の学生だけが持てる学生専用カード(高校生を除く)。
年会費が永年無料なうえ、3つの国際カードブランド(VISA・JCB・MasterCard)を自由に選べます。最大の魅力は、海外でお買い物をしたときに、利用額の3.0%がキャッシュバックされること。
そのため、海外で使うときにはとってもお得!特に海外留学をする方であれば、このカードが最もお得なカードです。
他にも海外でカードを紛失・盗難にあったときにいつでも対応してくれる「LIFE DESK TOKYO」や、何かあったときに相談できる海外アシスタントサービス「LIFE DESK(日本語サービス)」も嬉しいポイント。
海外留学・旅行に行くことを計画している方は、確実にこのカードを選ぶことをオススメしますよ。
オススメ度 |
---|
★★★★★ |
国際ブランド |
![]() ![]() ![]() |
年会費(初年度) |
無料 |
年会費(2年目〜) |
無料 |
審査条件 |
満18歳〜25歳未満の学生の方 ※高校生は除く |
ポイント還元率 |
0.5〜5.0% |
海外旅行傷害保険 |
最高2,000万円(自動付帯) |
対応電子マネー |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
発行スピード |
最短3営業日 |
- 海外でのショッピング(3%キャッシュバック!)
※2020年9月30日(水)まで
- 特典1:新規でのカード発行で200ポイント(1,000円相当)
- 特典2:ショッピング利用で最大1,600ポイント(8,000円相当)
- 特典3:家族もしくは友達のご紹介で1,000ポイント(5,000円相当)
- 特典4:ショッピングリボのご利用で200ポイント(1,000円相当)
まとめ
このページでは学生向けクレジットカードがどのようなものなのかを解説しました。
いかがでしたか?
お伝えしたことをカンタンにまとめると次の通り。
- 学生向けクレジットカードとは「18歳以上の学生(高校生を除く)が手に入れられるカード」
- 学生しか手に入れられないカードと、学生も社会人も手に入れられるカードがある
- 今の時代、学生のうちからクレジットカードを使っておくべき
- 学生向けクレジットカードにはポイントサービス、付帯保険、各種割引など、様々な特典が付いている
- 学生向けクレジットカードは利用限度額が低く設定されており、使いすぎないようなっている
- 支払い方法は「一括・分割・リボ・ボーナス払い」の4つがある
- 学生向けクレジットカードを手に入れるのには審査があるが、学生なら審査に通りやすい
- 未成年が審査を受ける場合は、親の同意が必要
- 学生向けクレジットカードのセキュリティは万全!不正利用の心配はほぼなし!
- 申し込みをするときには、インターネットから申し込むのが効率的
- 最短即日〜3日で手元に届くので、すぐにでも使える
だいぶ簡潔にまとめました(笑)
ボクも初めてクレジットカードを手に入れたのは大学生のときです。
マルイのショップ店員に言われるがままエポスカードを作りました(笑)
当時はまだネットも普及しておらず、他にもお得なクレジットカードがあることも知らなかったこともあり、その後、何年かに渡って、エポスカードを使い続けていました。
未だに財布にはエポスカードが入っています。
正直にいうと、クレジットカードに対して知識もなく、なんとも言えない不安があったので、ずっと現金払いをしていました。。。
ただ、今、他のクレジットカードのことを知って思うのは
「もっとクレジットカードのことを調べて、よりお得な学生向けクレジットカードを選べば良かった」
「もっとカード払いをしておけば良かった」
ということ。
本来であれば、手に入れることができたお得な特典・サービスを無駄にしていたわけですからね。
ちょっとだけ後悔しています。
ですから、キミたちにはそのような後悔をして欲しくないです。
ただし、学生向けクレジットカードのことを知らず、ついついお金を使いすぎてしまったり、返済遅延を起こしたりしてしまうのは絶対ダメ!
そうならないためにも、きちんと学生向けクレジットカードの知識を身につけて、正しく、お得にカードを使って欲しいと考えています。
学生向けクレジットカードを使うことで、キミたちの学生生活がより充実することを願っています。
伊藤さん
とりあえずカードをいくつか比較して、自分に合ったものをまずは作ってみたいと思います!
みき
伊藤さん
みき